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他業種に学ぶ ビジネスコラム

コンサルタント中島セイジの、これからが見えるビジネスコラム。
今回は、不況を乗り切る“カイゼン”に取り組む企業たちをご紹介します。

今月のビジネス トヨタ自動車の”カイゼン”に学ぶ

不況を乗り切るための“カイゼン”

厳しい折、ローコスト経営などを実践されている企業も多いことでしょう。
そこで今回は、ある3社で実践されている、
この時勢に対抗するための改革についてご紹介します。
 
ある3社とは、
山梨県で宝飾品を生産している光彩工芸。
電子回路の生産をしている岐阜県の東海神栄電子工業。
特殊ガラス製品を生産している千葉県の岡本硝子。
 
向上心を持って生産活動を継続するこれらの企業が実践しているのは、
あのトヨタの“カイゼン”のような取り組みです。

“見える化”でスタッフの意識統一を図る

3社とも、やり方はそれぞれにアレンジをしていますが、おおまかには、
 
1.まず各部署ごとにスタッフから改善提案を集めて計画する。
2.数値化して計画を明確にすることで見える化する。
3.進捗状況や結果を数値にして見える化する。
4.さらなる改善提案を集めて計画する。
5.2に戻る
…という循環で、継続的に改善に取り組んでいます。
 
取り組みの中で数値化した目標や結果は、
各部署の入口付近に貼り出し、
誰でも見られるようにオープンな状態にしておきます。
このように、数値にしたりオープンな状態にしたりして“見える化”するのは、
目標や方向性を明確にして、スタッフ全員が共有しやすくするためです。

常に時代に合わせ変化・成長を続けることが重要

この “見える化”に加えて、3社が徹底しているのが“クレンリネス(清潔さ)”。
 
やはり、業務効率を高めるためにも、
細やかな意識を持つためにも、
整理・整頓・清潔・清掃を含めたクレンリネスは欠かせないそうです。
それぞれに話を聞いたところ、それによってかなりの改善効果が見られたとか…。
 
“カイゼン”、“見える化”、“クレンリネス”の重要性は製造業だけに限ったことではありません。
宿泊業などサービス業でも、サービスの改善をテーマに、
目標や結果を見える化して取り組むことが大切。
 
価値観が変化しつつある中で、これからの時代に選ばれるためには、
じっとしているのではなく、常に何らかの取り組みを実践し、
変化や成長を続けることが重要になってくるでしょう。
今回ご紹介した3社の取り組みは、まさにその好例というわけです。

 
コンサルタント プロフィール
中島 セイジ(なかじませいじ)
株式会社クオーターバック代表取締役社長。見・投資(みとうし)コンサルタント。マーケティング及び広告 戦略を中心にプランニング活動を行い、コンサルタントとして数多くの企業を支援している。『非効率な会 社がうまくいく理由』(フォレスト出版)、『儲けないがいい』(アチーブメント出版)が好評発売中。