【印刷用レイアウト】

宿研通信 5月号

他業種に学ぶ ビジネスコラム

コンサルタント中島セイジの、これからが見えるビジネスコラム。
今回は、有限会社プレジャー企画についてご紹介します。

プレジャー企画のマニア力に学ぶ

好きだからこその追求心が生む
“存在価値”

「私たちクラウンはマニアなんです。
マニアが社会性を持って一流のチームを成すと、
非常に強く継続できるチームになっていくんです」。

クラウンや似顔絵師の育成・派遣などを展開し、
今年21年目を迎えたプレジャー企画。
その代表であり、自らもクラウンの一員である
大棟耕介(おおむね・こうすけ)氏は、以前こう語っていました。

今回、クラウンのスタッフの1人が数日後に
シカゴの大会に出場するということで、
その予行練習も兼ねた
5分間のパフォーマンスを見せていただきました。

その大会では、
曲の選び方からその芸の隅々まで、
意識が行き届いていないと
メダルは獲れないといいます。

なかでも驚いたのが、
大棟氏に会社の説明を
していただいているときのこと。
大棟氏の周りを囲んで話を聴いている間、
あっと言う間に似顔絵師が鮮やかな手さばきで
私たちの似顔絵を描き上げてしまったのです!

その間、たったの15分程度。
なにより、どの似顔絵もそっくりです。

まさに、自分の好きなことだからこそ成せる技と言えます。
だからこそ、飽きずに一生懸命に取り組み、
より高いレベルを求めて技を追求できるのでしょう。

そして、クラウンも似顔絵師も、
マニアならではの高い志があるため、
ビジネスとして成立しているのでしょう。

このように、自分の好きなことを仕事にして
生活が成り立てば、働く人たちにとっても
心地よい環境をつくることができます。

さらに、高い目標を目指して追求を続ければ、
お客さまに提供する商品やサービスの
レベルも高くなり、喜んでもらえるのです。

結果、そこには社会性のある
ビジネスが成り立ち、
“存在価値”が生まれます。

大棟氏の話を聴いていて思うのは、
「好き」という気持ちから始めるのが、
本来の仕事の形なのかもしれないということ。

マニアが社会性を持てば、
これほど強いビジネスモデルはないのかもしれません。
これこそまさに、“マニアの仕事道”と言えるでしょう。

 

 

コンサルタント プロフィール
中島 セイジ(なかじませいじ)
株式会社クオーターバック代表取締役社長。見・投資(みとうし)コンサルタント。マーケティング及び広告 戦略を中心にプランニング活動を行い、コンサルタントとして数多くの企業を支援している。『非効率な会 社がうまくいく理由』(フォレスト出版)、『儲けないがいい』(アチーブメント出版)が好評発売中。