【印刷用レイアウト】

宿研通信 5月号

今、覚えておきたいことば 時代のキーワード

お客さまは時代の変化に敏感なもの。
宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。

 

KEY WORD01

ホステス心得帖

>>大阪・北新地のおもてなし教本
>>どのビジネス業界にも通じると話題に五輪招致で話題となった「おもてなし」を
実際に身をもって知る機会は少ないかもしれない。
そんななか、大阪の歓楽街である北新地のおもてなし教本
『ホステス心得帖』が、35年ぶりに復刊し話題となっている。

これは、バブル景気のころ、当時の飲食店経営者が
ホステスの新人研修のために作ったもの。
接客ノウハウだけでなく、「お客様の悪口や陰口を言うな。
聞いたお客様は自分も言われると必ず思う」というような
人間関係の本質に迫る言葉も書かれている。

他の業界からの反響も大きく、問い合わせが相次いでいるという。
「おもてなし」とはどういうものなのか。
五輪開催を前にそれを改めて知ることが、どの業界においても大切だろう。



KEY WORD02

バイナリー発電

>>地熱エネルギーに注目 >>地域活性化にも一役全国1位の温泉の湧出量で、「日本一のおんせん県」として有名な大分県。
いま、その温泉を使った『バイナリー発電』に注目が集まっている。
バイナリー発電とは、地熱発電の発電方法のひとつ。
発電用のタービンと熱水の間に低沸点の液体(媒体)を介することで、
タービンをまわすのに必要な蒸気を発生させるというもの。

従来の地熱発電では難しかった中低温の温泉でも
発電することができる上に、温泉の湯量にも影響が少ない。
さらに、比較的低予算で発電施設を建てられるため、地方などが導入しやすい。

現在、大分県では電力会社への売電も視野に入れているという。
電力自由化の動きから地方の「発電」による地域活性化に注目が集まるなか、
バイナリー発電への取り組みは全国に広がりそうだ。



KEY WORD03

害獣ビジネス

>>害獣の肉に付加価値を >>害獣駆除の先進地域モデル、美郷町地方における野生動物の農作物への被害が拡大するなか、
害獣駆除を活用したビジネス『害獣ビジネス』が注目を集めている。
近年、野生動物の肉料理であるジビエが人気のため、
害獣駆除の活用を期待されているが、
野生動物は決まった場所で捕獲できる訳ではなく、肉の鮮度の管理が難しい。

そこで、イノシシやシカ肉の卸業をしている株式会社クイージでは、
害獣を生きたまま捕獲する秋田県美郷町の取り組みに着目。
現地のハンターが狩猟で捕らえた鳥獣肉を高級フレンチのシェフが味つけをして、
付加価値をつけた缶詰を販売し、地域ビジネスとして成功させている。

地域の課題をビジネスにしただけでなく、
地域の自立を助ける仕組みを作ったクイージのビジネスモデルは、
今後の害獣ビジネスの発展に繋がりそうだ。