この上ない贅沢と非日常
パノラマの海を望むリゾート
「紺碧 The Villa All Suite」
2015年10月にオープンした、プライベートリゾートホテル「紺碧 The Villa All Suite」。
8,000平米を超える敷地に佇むホテルの目の前には、「伊良部ブルー」と呼ばれる海が広がっています。
客室は、プライベートプールとテラスを備えた全8棟のヴィラタイプのスイート。
宮古空港からも車で約15分ほどと近く、途中、
無料の橋としては日本最長の橋となる「伊良部大橋」を渡り、
左手に曲がるとすぐに、珊瑚の石灰岩壁で囲まれ、赤瓦の屋根を連ねた洒落たホテルが現れます。
絶景を見晴らす
最高のビューポイント
アーチ状の門をくぐり重厚な扉を開けてなかに入ると、
そこに広がるのは、白と焦げ茶色を基調としたモダンな造りの洗練された空間。
シンプルな装飾ですっきりとしたフロントロビーにはお花とソファーが設えられ、
中2階の構造となっているレストランには
紺碧のテーブルクロスの席が直線的にプールに沿うように並んでいます。
レストランの席からの眺めは、ヴィラ棟と伊良部のどこまでも美しく青い海を一望することができます。
耳を澄ませば、波の音。見あげれば、満天星
すべてオーシャンビューのヴィラ棟は僅かに8室。
広さは57.8平米でリビングルーム、ハリウッドツインのベッドルーム、
バスルームにプライベートプールとガゼボが設えられた寛げるテラスの構成。
バスルームからも海を望むことができる開放的なスイートです。
アメニティは上質なボタニカコレクションを使用しています。
プールの水は海水を利用しているため、冬の時期には入ることが難しいですが、
空間をスタイリッシュなものへと演出してくれます。
日中は思い思いの場所で爽快な海の景色を存分に愉しみ、
夜は波音しか聞こえてこない漆黒の空を見あげると、
思わず声が漏れるほどの満天の星空が広がります。
島の恵み”パリジェンヌ”を召し上がれ
レストランのプールが幻想的なブルーに染まる頃、
シェフ渡真利さんの創作フレンチが静かにスタートしていきます。
島の恵みをテーマにしたフレンチ。最初の一品はアミューズ。
海洋深層水にアーサー(あおさ)を加えたソースを泡立て、
磯の香りとともに新鮮な牡蠣を味わいます。
続いて、見た目も鮮やかで心が躍る一品”パリジェンヌ”。
シェフ自らが自家菜園で育てた野菜と、
島産の野菜を山羊のヨーグルトソースでいただきます。
話によると、宮古島の方言で畑のことを“パリ”と呼ぶそうで、
畑仕事をしている女性を”パリジェンヌ”と表現することから、
闊達な女性をイメージして名づけたシェフ自慢の一品です。
オードブルは、沖縄金武産の鰻とフォアグラのテリーヌ。魚料理は赤マチ(浜鯛)のポアレ。
しっかりとした白身は甘みと旨みがあり美味しかったです。
次のお料理は大きな鍋が私たちの目の前に運ばれ
シェフが鍋蓋を開けるサプライズ料理。
大量の煙が立ち上ったあとにスモークされた
ジューシーな宮古牛が現れ、テーブルに歓声が湧きます。
スモークされた柔らかい宮古牛は多良間島の焼き塩を添えて。
お口のなかで肉の甘みが広がり絶品です。
デザートはアーモンドのブラマンジェに
伊良部島の赤土をイメージした島バナナのアイスクリーム。
最後まで島に対するシェフの思いが込もった料理を
時間をかけ満喫させていただきました。
おもてなしの自信。
それがスタッフの満面の笑顔
代表を務める與那覇さんに今後のホテルの展開をうかがうと
「宮古空港からのアクセスも便利な伊良部島に位置し、穏やかな海に面した、
ホテルの周辺に生活感がない上質なプライベート空間を存分に活かした企画を展開したい。
特に3月から5月、そして10月から12月が静かに快適に過ごせる
ベストシーズンなので施設全体を貸切できるといったことも検討していきます」とのこと。
朝食後、ヴィラに戻って陽光が少しまぶしいテラスでデッキチェアに横たわり、
潮騒と鳥のさえずりの旋律に包まれながら、ただただゆったり過ごすこのひと時。
これこそが、ホテルの魅力を決定づけた瞬間でした。
※紺碧のお料理は、仕入れ状況により毎日異なったメニューが提供されます。
掲載の料理はメニュー一例としてご参考ください。