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宿研通信 10月号

食・浴・看板3人の匠が、とっておきの集客術を教えます 集客の匠に訊く

集客の匠に、お客さまを呼ぶポイントを訊くこのコーナー。
今月は看板の匠が「HI施設診断で見える、施設の本当の姿」をお教えします。

HI診断で施設の魅力を探る

施設の魅力、どういう施設を目指しているか。
これを明確にすることが重要です。

こんにちは、“看板の匠”小山雅明です。

今回は、前回ご紹介した「HI(Hotel Identity)」(※詳しくはコチラ)を展開していくための、
足がかりとなるHI施設診断の方法をお教えいたします。

なぜHI施設診断がHI確立の足がかりになるのかというと、
HIの確立には、施設の持つ強みを明確にすることが不可欠だからです。

宿屋の魅力づくりには、施設のすべての要素がからんでいると考えてもらって間違いありません。
このHI施設診断では、そのなかから魅力づくりに必須と考えられる要素を調査して、
問題点の具体的な解決策のヒントが得られます。

HI店舗診断

この診断票のそれぞれの項目が、どういった役割を果たすのかを簡単にご説明すると…

1.表現要素
これらの項目は、HIの表現の核となる要素です。

2.お客さまと施設のマッチング
HIが確立している状態は、
・経営者の理念
・施設の運営
・お客さまの要求
この3つがすべて一致していることです。
2の各項目はお客さまのニーズを知り、
お客さまとお店との間にミスマッチが生じていないかどうかを分析するのに役立ちます。

3.経営対応
文字通りですが、経営における対応能力や体制を分析・見直しになります。

4.どんな施設を目指しているか
経営者には、施設に対するそれぞれの思い入れがあるでしょう。
その思いはユーザーのシチュエーションに落としこまれて初めて、意味のあるものになります。

あなたの施設の理念はお客さまに正しく伝わっているでしょうか?
具体的な行動基準やHI表現として伝える努力がなされているでしょうか?

これを検証するためには、オーナーの思いが正確に伝わっているか否かという視点から
データを活用しなければいけません。
そうすれば、お客さまに喜んでもらうためにこういうサービスをしたい、こういう形で喜んでほしいという、
具体的な「シチュエーション」がはっきりとイメージできるようになるでしょう。

例えば、「観光客にゆっくりと旅の疲れを癒すサービスを提供したい」ということが施設に込められた思いならば、
「一通り観光を終え泊まる施設」という具体的なシチュエーションをイメージします。
そこでお客さまが喜んでいる姿が「ありありと浮かぶ」ようならば、
お客さまに何をどう伝えればよいかは一目瞭然です。

HI施設診断では、どういったお客さまに、施設のどういう魅力を伝えたいかを視覚化することができます。

施設をもっと魅力的にするヒントを得たいと考えるのならば、
HI施設診断をぜひやってみてください。


 
看板の匠 プロフィール
小山 雅明(こやま まさあき)
1956年神奈川県生まれ。コピーライター、SPプランナー、広告代理店営業などの職を経て、1984年に 27歳でアイワ広告株式会社を起業。1993年より広告媒体の中でも、特に広告効果における費用対効果 の高い看板業に事業を集中特化し、企画・デザインから制作・施工までの自社一貫体制がある。看板視 認性の改善、SI(ショップ・アイデンティティ)による集客コンサルティングの第一人者として、全国で講 演・セミナーを開催している。主な著書に『看板の魅力で集客力がアップする』(かんき出版)がある。