【印刷用レイアウト】

宿研通信 10月号

匠が、とっておきの集客術を教えます 集客の匠に訊く

集客の匠に、お客さまを呼ぶポイントを訊くこのコーナー。
4ヶ月連続して“採用の匠”が「宿屋に求められる人材育成」についてお話しいたします。
今回のテーマは 「互いの思いやりが生むホスピタリティ」 についてです。

互いの思いやりが生むホスピタリティ

皆さま、はじめまして。“採用の匠”小川晴寿です。
今月から4回に亘り、「宿屋に求められる人材採用」についてお話したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

第1回目は、「宿屋に求められる人材像と求人広告」についてです。

チームで
おもてなしをする職場

宿屋にとって、悩みの1つである、人材採用。
宿屋というものは、そこで働くスタッフ一人ひとりのプロ意識によって、
くつろぎの空間を創造することが仕事です。

そのため宿屋には、お客様とメインで接するフロントスタッフの他に、
厨房、清掃、クリーニング、送迎スタッフなど
さまざまな職種のスタッフが在籍しています。

大きな宿屋ならまだしも、多くの宿屋は、
たくさんのスペシャリストを少しずつ採用し、
チームとして成果を出さなければなりません。

自動車や住宅の販売会社や保険会社、証券会社のように、
セールスマンを大量に採用し、
足りなくなったら補充する会社の採用とは一線を画します。
(しかも、ほとんどのセールスマンに資格は不要です)

多職種少人数のプロフェッショナル採用、
だからこそ、宿屋の経営において、
人材採用はとても難しく、重要な課題なのです。

相手に
興味を持てる人

では、どのような人が宿屋の仕事に向いているのでしょうか。
それは、ずばり“人に対して興味がある人”“人を喜ばせるのがスキな人”。
そして、“ちょっとした変化に気づく人”も向いているでしょう。

たとえば、
常連のお客様が、いつも目覚まし時計の位置を
自分で動かしていたとします。
その変化に気づけるスタッフは、
次に同じお客様が宿泊されるときに、
あらかじめお客様の好みの場所に目覚まし時計をセットすることができます。

このようなお客様への興味と観察が
“ちょっとした気遣い”を生み、高いホスピタリティにつながります。
これは、お客様と直接触れ合うスタッフだけでなく、
裏方を含めたすべての職場のスタッフにも共通します。

また、スペシャリストの多い職場なので、
お互いが仲間の仕事に敬意を払う意識も重要な資質と言えます。
そうした意識から協調性が生まれ、強いチームを作り上げるからです。

■ワンポイントアドバイス~求人広告~●求職者の目線で情報を提供する●出稿するなら思い切りのよさが大切●わかりやすい差別化をする

 
採用の匠 プロフィール
小川 晴寿 (おがわ はるひさ)
株式会社アッシュ・マネジメント・コンサルティング 代表。
東証2部上場のコンサルティング会社へ入社後、コンサルティング商品の企画・開発をはじめ、営業部門の
生産性向上、人事評価制度の策定、マネジメント・システムの構築、 採用コンサルティング等のプロジェク
トを経験。その後、株式会社リンク・ワンの創業メンバーとして、経営に参画。取締役として、おもにプロ
店長事業、教育コンサルティング事業を管掌し、一翼を担う。2006年11月、アッシュ・マネジメント・コン
サルティングを設立。若手の速・戦力化、定着のコンサルティングを行っている。