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宿研通信 2月号

匠が、とっておきの集客術を教えます 集客の匠に訊く

集客の匠に、お客さまを呼ぶポイントを訊くこのコーナー。
4ヶ月連続して“贈り物の匠”が
「宿屋に求められるおもてなしのギフト」についてお話しいたします。
今回のテーマは 「宿屋における効果的なギフトの使い方」 についてです。

存在価値を高める贈り物

みなさま、こんにちは。“贈り物の匠”冨田いずみです。
先月から4ヵ月にわたり「宿屋の集客に効果的なギフト」についてお話しています。
前回は、宿屋における贈り物の役目についてお話しました。

第2回目となる今回は「宿屋における効果的なギフトの使い方」についてです。

タイミングを
最大限に活かす

前回のお話で、宿屋における
「ギフト」と「サービス」の違いについて
お分かりいただけたかと思います。

しかし、いざお客さまに「ギフト」でおもてなしをしようとしても、
そこには忘れてはならない、いくつかのポイントがあります。
そのひとつが“タイミング”です。

お客さまから対価をいただいて提供する「サービス」と違い、
無償でお客さまに贈る「ギフト」は、宿からの一方的なものです。
だからこそ、「ギフト」の「押しつけ」にならないよう、
お客さまに気持ちよく受けとっていただける
“タイミング”が重要なのです。

また、お客さま一人ひとりが違う時間を過ごす宿屋で
「ギフト」が活かせるタイミングは、その都度発生するもの。
時間や場所が決まっているわけではないため、
渡すのにふさわしいタイミングの見極めが必要となるのです。

そこで、今回はそんなタイミングの見極めのポイントを
事例とともにご紹介いたします。

このように、お客さまのタイミングに合わせて贈る「ギフト」は、
お客さまが宿で過ごす時間をより充実したものにすることができるのです。

記念日を
活用する

宿屋からギフトを贈るタイミングを広い視野で見ると、
ご来訪された“時期”も重要なタイミングと言えます。
どの時期にお客さまが訪れるのかは、
ギフトの内容にも大きく影響するのです。

その日に贈るギフトは、
宿屋からの“おもてなし”の気持ちが相乗効果を生み、
お客さまのなかでの「特別な日」が「特別な思い出の日」へと進化します。

なかでも「ギフト」を最大限に活かせるのが、
“誕生日”や“結婚記念日”などの
お客さまそれぞれが持っている「記念日」です。

ある宿屋では、フロントで初めてお客さまの誕生日を知り、
お客さまが部屋に入ると
すでに無償のシャンパンと旬のフルーツ、
バースデーカードを置いておく、
というサプライズをしたそうです。

このサプライズにより、
お客さまが宿屋のおもてなしの心に対して
「特別な気持ち」を抱いたのは言うまでもありません。

このように、お客さまの記念日を活用し、
「ギフト」をより効果的なものにしてみてください。
以下では、参考までに宿泊のタイミングが合いやすい
記念日とそれに見合ったギフト例をご紹介いたします。

いかがでしたでしょうか。
“タイミング”を見極めることで、
「ギフト」はお客さまにとって最高のおもてなしになります。
それにより、お客さまの「思い出の宿」へと
存在価値を高めることに繋がるでしょう。

次回は、「ギフト」をより効果的にする、
「ギフト」に最適な“モノ”をターゲット別にお教えいたします。
こうご期待ください。

 
贈り物の匠 プロフィール
冨田 いずみ (とみた いずみ)
ギフトコーディネーター。食品、ファッション、インテリアなどさまざまなショップを回り、自分の目で見て手
にとって確かめた、感度の高いギフトをマナーとともに紹介。現在は、ライター業のみならず商品の企画宣
伝、スタイリングまで幅広く携わり、TVや雑誌などマスコミへの出演も多数。