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宿研通信 8月号

匠が、とっておきの集客術を教えます 集客の匠に訊く

集客の匠に、お客さまを呼ぶポイントを訊くこのコーナー。
4ヵ月連続して“SNSの匠”が
「宿屋に求められるSNS活用」についてお話しいたします。
今回のテーマは「相乗効果を生むSNS」についてです。

相乗効果を生むSNS

みなさま、こんにちは。“SNSの匠”久野雅己です。
4ヶ月にわたり、「宿屋に求められるSNS活用」についてお話ししています。
どうぞよろしくお願いいたします。

第3回は、「相乗効果を生むSNS」です。

交流を
活性化するSNS

これまでSNSを活用することによるメリットや、
各SNSサービスの特徴、宿屋に合ったスタイルでの
活用方法をご紹介しました。

しかしここでお伝えしたいのは、
SNSの活用による効果は
宿屋からお客さまへ発信する時だけではないということ。
そう、SNSで情報を受け取るお客さまはもちろん、
発信する側である宿屋のスタッフにも良い効果を生むのです。
そこで今回は、スタッフ同士のコミュニケーションツールとしての
SNS活用のメリットについてご紹介します。

■スタッフ同士でSNSを活用することへのメリット

●リアルタイムな情報を現場から発信・共有できるため、
 問題点の報告や些細な連絡の伝達をすぐ行うことができる。
⇒口頭だけで伝えるよりも、素早くかつ文面で残るため、
 業務上において円滑なコミュニケーションを行うことができます。
 また、問題点の報告があった際はリアルタイムで質問・提案が行えるため、
 問題点がクレームへと発展するのを防ぐことができます。

●普段あまり話さないスタッフ同士の意外な一面を知るなど、距離が近くなる。
⇒FacebookやLINEなど、「交流」を目的としたSNSサービスでは、
 業務上での会話よりも距離を近く感じます。程よく活用することで、
 上下の関係を持つスタッフ同士でのコミュニケーションが活性化されます。

このように、SNSを業務連絡やスタッフの交流に活用することで、
問題点への素早い対応やスタッフ同士の切磋琢磨につながり、
より質の高いサービスを提供することになるでしょう。

スタッフの
積極性を生むSNS

集客にSNSを活用する際、すぐに情報のやり取りができるよう
全てのスタッフにスマートフォンなどを支給できるのが理想ですが、
予算的にパソコン1台が限界…という方も少なくありません。

そんな方にオススメしているのが、
補助的な役割ながらも、スタッフ教育にも高い効果を発揮する
「発信ノート」をおすすめしています。

「発信ノート」とは、普通のノート1冊を用意し、
そこにスタッフが日常の業務の中で感じたこと、
気になったこと、宿への提案などを書き、
SNSの発信担当者が内容を吟味・校正して
SNSに投稿するというものです。
下記にその活用方法をご紹介いたします。

■スタッフ一人ひとりのプライバシーを守る

スタッフ一人ひとりのSNSサービスへの登録が不要かつ
プライバシーを守ることができます。

■スタッフから宿屋への「提案型」コミュニケーションツールになる

ノートを通して宿屋に「発言・提案」することができ、
かつノートという書きやすさも相まって
スタッフは日常から「どうすれば宿屋の魅力が伝わるのか?」と
考えるようになり、ノートを通して積極的に発言を行うようになります。

■スタッフの考え方や特徴を可視化できる

スタッフ一人ひとり、普段どのようなことを面白いと捉え、
どのような視点で提案してくるのかは様々です。
また、言葉による発言と違い、手記による発言は
よりその人の本質を表しやすいもの。
だからこそ、普段なかなか向き合って話せないスタッフの
考え方や意外な一面に気づくことができ、
コミュニケーションに活かすことができます。

いかがでしたでしょうか。
SNSはただ情報を発信するだけのものではありません。
情報の“発信”には「気づき・発見・共有」という
自発的な行動がなければ成り立たないのです。
だからこそ、スタッフ同士の交流にSNSを上手く活用することで、
仕事の質の向上やスタッフ自身の成長などの
さまざまな相乗効果を生むでしょう。

 
贈り物の匠 プロフィール
久野 雅己 (ひさの まさみ)
株式会社ソーシャルスピーカー代表取締役。現代に普及しつつあるソーシャルメディア(SNS)の専門家。
ホームページやブログだけでなく、FacebookやTwitter、音楽・動画配信SNSであるUstreamやYouTube
など様々なSNSを中心に、それらを活用した集客のアイデアを発信している。