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宿研通信 9月号

匠が、とっておきの集客術を教えます 集客の匠に訊く

集客の匠に、お客さまを呼ぶポイントを訊くこのコーナー。
4ヵ月連続して“SNSの匠”が
「宿屋に求められるSNS活用」についてお話しいたします。
今回のテーマは「選ばれる宿に必要なSNS」についてです。

選ばれる宿に必要なSNS

みなさま、こんにちは。“SNSの匠”久野雅己です。
先月から4回にわたり、「宿屋に求められるSNS活用」についてお話ししています。
どうぞよろしくお願いいたします。

最終回となる第4回は、「選ばれる宿に必要なSNS」です。

おもてなしを感じる
SNS

前回はスタッフ同士でのSNSの活用方法や
SNSに取り組む宿屋の姿勢について
お話させていただきました。

ここで意識するべきことは、SNSを活用する際、
“ただ情報を発信するだけでは意味がない”ということです。

なぜなら、手軽に情報の発信ができるだけでなく、
それらを見たお客さまと“交流”できることこそ
SNS最大の魅力でもあるからです。

例えば、お客さまが宿での宿泊体験を
SNSを通じて発信したら、
宿屋としてコメントや返信をしてみましょう。
これにより、お客さまは自身の発信した情報に
細やかに反応してくれた宿屋に対して、
対面での接客・サービスに近い感覚の
おもてなしを感じることでしょう。

また、コメント返信などのきめ細かい対応は
お客さまの記憶にも残りやすく、
リピーターになったり、口コミで広げてくれたりと
次なる展開へつながるきっかけにもなるでしょう。

宿屋に求められる
SNSの相乗効果

いままで、宿屋側の視点でSNSを活用する方法を中心に
お話してきました。
しかし、忘れてならないのが、
SNSを活用しているのはお客さまも同じだということ。
…こう言うと「当たり前だ」と思われるかもしれません。
ですが、近年の宿屋のアピール方法は多様化し、
かつ、お客さま側から発信される情報がとても重要になっているのです。

SNSが誕生する以前、宿屋を選ぶ際の判断材料は、
ホームページやパンフレット、チラシやテレビCMなどの
“宿屋側からの一方的に発信される情報”がメインでした。
しかし、SNSが登場したことにより、
お客さま自身の宿屋での体験が“共有”され、
その情報を元にお客さまが宿屋を選べるようになりました。
これは、SNSが口コミのように機能するようになったのだと言えます。

ここで大切なのは、
このようにお客さまの宿屋での体験が
ダイレクトに発信される時代になった今だからこそ、
今まで以上に、サービスの質の向上が
求められているということ。
何気ない言動もSNSで拡散する現代だからこそ、
細やかな気遣いに込められた“おもてなし”を
多くの人にアピールすることができるのです。

日常の業務の質に磨きをかけ、
それをSNSで発信し、 “おもてなし”の相乗効果を生む。
そんなSNSへの取り組みが、
これからの宿には求められてくるのでしょう。

 
贈り物の匠 プロフィール
久野 雅己 (ひさの まさみ)
株式会社ソーシャルスピーカー代表取締役。現代に普及しつつあるソーシャルメディア(SNS)の専門家。
ホームページやブログだけでなく、FacebookやTwitter、音楽・動画配信SNSであるUstreamやYouTube
など様々なSNSを中心に、それらを活用した集客のアイデアを発信している。