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宿研通信 1月号

匠が、とっておきの集客術を教えます 集客の匠に訊く

集客の匠に、お客さまを呼ぶポイントを訊くこのコーナー。
4ヵ月連続して“手紙の匠”が
「心を伝える手紙のチカラ」についてお話しいたします。
今回のテーマは『継続するためにできること』についてです。

継続するためにできること

みなさま、こんにちは。“手紙の匠”むらかみかずこと申します。
4回にわたり、「心を伝える手紙のチカラ」についてお話ししてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

最終回は『継続するためにできること』についてです。

顧客の住所録を作成して管理しよう

前回まではお客さまに手紙を書くコツや言葉選び、
そして活用するためのポイントについてお伝えしてきましたが、
今回は継続して手紙を送り続けるためにできることをご紹介します。

いざ手紙やハガキをお客さまに送ろうとする場合、
必ず必要になるのは顧客の住所録(リスト)です。
このリストの管理こそ、お客さまに継続して
手紙を送り続けるためのポイントになります。

お客さまのなかには、
ご縁があって施設に訪れてくれたことがある既存客と、
問い合わせなどがあり、これから訪れてくれるかもしれない見込み客がいます。
両方のお客さまに送ることが可能であれば、書く内容も変わってきます。
顧客のリストには、相手の名前・郵便番号・住所・電話番号をはじめ、
いつ問い合わせがあったのか、いつ訪れたのかなどの記録とともに、
何月何日に手紙を送ったか追記しておくことをおすすめします。

半年に一度程度、リストを見直し、
いつどんな内容・見た目の手紙を送ったのか、
またお客さまの人数や、どのくらいの頻度で訪れてくれるかなどの特徴を
把握するように努めましょう。

リストと向かい合い、
お客さまのことを思い浮かべながら手紙を書き続けると、
お客さまに対する感覚が敏感になります。
リストの情報を新鮮に保つことによって、
お客さまが訪れた時のエピソード、交わした会話の内容などが
鮮明に思い出せるようになるのです。

「あのお客さまは、いつもこの時期に訪れてくれているな」
「あのお客さまは、◯◯を用意すると喜んでくださるだろう」
…などと次から次へと想像力が膨らみ、
お客さまにとって嬉しいサービスやおもてなしを予想することができます。
仕事をしていくうえで、このような相乗効果を生み出していければ、
継続して手紙を送ることの喜びを実感できると思います。

華やかな一通に仕上げることで自分も楽しむ

ビジネスシーンで手紙やハガキを送る場合、
書く内容は売り込みではなく、感謝の気持ちや相手を気遣う内容、
季節のあいさつや、幸せを願う一言を添えましょうとお伝えしてきました。
しかし、手紙を継続して送るためには、
自分自身も楽しみながら書きたいものです。
便箋や切手のデザインを選び、見た目にこだわることについて
以前お伝えしましたが、書くことに慣れてきたら
お気に入りの文房具を使ってアクセントをつけてみましょう。

まず簡単に始められるシールやスタンプ(はんこ)。
最近では季節ならではのデザインや手触りのいいもの、
または、好きな長さに切って貼れるものが発売されており、
見ているだけで気持ちが華やぐシールがたくさんあります。
同じくスタンプの種類もとても豊富で、
デザイン性を高めるものから、「ありがとう」などの言葉印まで、
ちょっとしたアクセントで印象を高められます。

こうした手紙を彩るアイテムを取り入れていくことによって、
手紙を書くことが楽しくなると同時に、さらに喜ばれる一通に仕上がります。

最後に…

お客さまに対して手紙を送り続けることによって、
売上や業績に繋がる部分があらわれてくると同時に、
自分の成長にも繋がり、ビジネスセンスも磨かれていくでしょう。

知らない相手に対して警戒心が高まる現代において、
手紙は相手との信頼関係を築くために簡単に活用できる、
最強のコミュニケーションツールです。
ぜひ一度ペンをとって、お客さまに手紙を送ってみてください。

 

 
手紙の匠 プロフィール
むらかみ かずこ
(社)手紙文化振興協会 代表理事。手紙の書き方アドバイザー(R)認定講座を行い、手紙の書き方講師の育成に力を注ぐとともに、自宅で学べる通信講座『手紙の書き方講座』『仕事で差がつく! メール・文章の書き方講座』を開発・運営。企業研修や講演会などを通して、いまの時代に合う手紙の書き方・楽しみ方や成果に繋がる文章の書き方を広く社会に発信している。近著『お客の心をつかむ売り込みゼロの3分ハガキ術』(日本経済新聞出版社)など著書多数。