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宿研通信 6月号

互いの協力で理想の未来を形に。ここはアイディアの宝庫 宿研トピックス

宿研からのお知らせや、パートナー施設さまの取り組みなどをご紹介するこのコーナー。
今回は、来る夏に向けて、今やるべきことをお教えします。

まだ間に合う。夏に向けて、今やるべきこと

ネットの取り組みが明暗を分けたGW

少し前の話になってしまいますが、GWの稼働はいかがだったでしょうか?
今年のGWは全国の観光産業に東日本大震災の影響が及び、
予測のつきにくい1週間となりました。

4月16日のJTBの発表では、前年比27.8%減とありましたが、
同20日に楽天トラベルからは前年比11.3%増と発表されました。
理由は、4月に入ってからインターネット上で“間際予約”が活発になったためです。
言ってみればインターネットの取り組みが、GWの明暗を分けた結果になりました。

うまくお客さまを集められた施設さまは、どんな取り組みを行っていたのでしょうか?

・お客さまの動きがピークを迎えた時に、
「ゴールデンウィーク」と名のつくプランを販売した。
・間際の空室状況に合わせ、
臨機応変にお得なプランの販売や在庫調整、料金調整をこまめに行った。

エリアによって差はあれど、
こういった取り組みをされていた施設さまの集客は上々であったように思います。

 
導線を広げる意識を持つことがスタートライン

では前述のGWの取り組みのポイントはなんでしょうか?
それはインターネットの特長を生かせたかどうか。
つまり、「アクセス数」や「PV(ページビュー)」を意識するということです。

インターネットに限らず広告や宣伝と言われるものはまず、人の目に触れないと始まりません。
「アクセス数」や「PV」が多いほど、多くのお客さまの目に触れた、ということになります。

アクセス数をあげるためには、導線をつくることがポイントになってきます。

お客さまがインターネットを使って宿泊施設を探すのには、いくつか方法があります。

・宿泊日を決めてから検索する方。
・予算を決めてから検索する方。
・誰と一緒なのか、何をしたいか、何を食べたいかなど、
 目的にマッチしたキーワードで検索する方。
 
この1つひとつに働きかけることが、アクセス数をあげる導線づくりになるのです。

改めてGWを見てみましょう。
間際になってお客さまが宿泊施設を探し始めたということは、
大方日程は決まっていたことが推察されます。
こまめに在庫調整を行った施設さまが成功した理由がここにあります。

さらに、お客さまは自分たちがGWという行楽シーズンに
出かけることがわかっているわけですから、
「ゴールデンウィーク」プランに目がいくのは自然な流れです。
各宿泊予約サイトでも、GW特集を組んでトップ画面に大きく打ち出していました。
最近では低価格志向が進んでいるので、その中からお得なプランがあれば、
そこから優先的に売れていくことは必然です。

このようにお客さまの“導線”を広げることが、
結果的に予約を増やすためのスタートラインとなるのです。

広告や宣伝は、お客さまの目に触れなければ意味がないのですから。

 
 
 
お客様が動く時期、アクセスが増える時期を把握する

これから、1年の中でもっとも予約が動く夏休みを迎えようとしています。
GWの事例を受け、夏休みに向けてやるべきことを考えてみましょう。

まずはお客さまの動向を見てみましょう。
ピーク時ほど、予約のリードタイムは長いものですが、
それは当月予約の割合を見ればわかります。

 

ご覧のように、6月は予約の半数が当月に発生しているのに対し、
8月は前月までに7割の予約が成立しています。

インターネットは間際で動く、というイメージが強いかもしれませんが、
時期によって大きく異なるということです。
事実、お客さまはすでに夏に向け、宿泊施設を探し始めています。
予約の動きがピークを迎える前に、取り組みを終わらせたいものです。

では、どのようにプランを展開すればよいのでしょうか?
まずは導線づくりから考えてみましょう。

夏からは、「海水浴」「プール」「避暑地」「家族旅行」など、
いろいろなキーワードが連想できます。
この言葉がそれぞれ、キーワードで検索する方に対する、導線の入り口となりえます。
この言葉を冠したプランを出すとアクセス数増加の効果が期待できます。

また、宿泊予約サイトが行っている特集にも注目してみるとよいでしょう。
うまく特集に参画できるプランが組めれば、お客さまの目に触れる機会は格段に増えます。

なかなか難しい、あるいは時間がなくて考えられないという施設さまは、
気軽に担当のメディアサービス室までご連絡ください。
一緒に取り組みを考えさせていただきます。

 
 
季節の取り組みで
お客さまに楽しい旅の思い出を

少し話は変わりますが、みなさまの施設では季節に合わせた演出は行っているでしょうか?
たとえば、お正月の餅つきや桃の節句の雛飾りなどです。

私は子どもの頃、お正月に両親と行った施設で餅つきをした思い出が、
今でも鮮明に残っています。
知らない人と餅つきをして、自分たちで丸めて食べた記憶は、
幼心に楽しかった記憶があります。
お客さまが旅に行く本来の目的は、こんな思い出を作ることではないのでしょうか?

そろそろ七夕を迎えます。まだ季節イベントを取り入れていない施設さまは、
七夕ならではの取り組みを行ってみてはいかがでしょうか?
たとえば、館内のどこかに笹を飾り、
お客さまに願い事を書いてもらってはいかがでしょうか?
小さなことかもしれません。でも普段行わないことは、お客さまの心に残ると思います。

お客様によい思い出をつくってもらえるようなおもてなしで喜んでもらえると嬉しいですね。

 
 
 
(文:メディアサービス室 兼松 和貴)