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宿研通信 12月号

互いの協力で理想の未来を形に。ここはアイディアの宝庫 宿研トピックス

宿研からのお知らせや、パートナー施設さまの取り組みなどをご紹介するこのコーナー。
今回も、宿研「写真の撮り方講座」と題して、
より魅力的な写真の撮り方についてお話しします。

写真の撮り方講座 ~客室編~

宿研「写真の撮り方講座」の第2回目は魅力的な「客室」の撮り方についてご説明します。

客室の写真はパンフレットやホームページに使用する機会が多いので、
どこの施設さまでも1枚はお持ちだと思います。
しかし、その写真は本当に施設さまのウリを引き出している写真でしょうか?

客室のウリとして以下のようなものがあります。

 「全室オーシャンビュー!」
 →客室の窓からちゃんと海が見える写真になっていますか?

 「川のせせらぎを聞きながら寛ぐ和室をご用意します」
 →その写真から、窓際に座って耳を傾け過ごすイメージがわきますか?

お客さまをご案内する前に、レンズを通して客室を見直してみてください。
いままで発見できなかった、新たなウリをみつけることができるかもしれません。

撮影の前に準備すること

撮影の前に準備しておくものは、前回の「外観編」を参考にしてください。
客室を撮影する時に注意したいことをリストにしてみました。
ひとつずつチェックしていきましょう。

客室の明かり、行灯もすべてつけます。
□テーブルにある小物(リモコン、ご案内ファイル、チラシ)は
   写り込まない場所に移動します。また、電気コードも写らないよう工夫しましょう。
□入口から見て、全体的にすっきりと整理整頓されている印象にします。
□ベッドがある場合は、シーツやピローカバーのしわをしっかりと伸ばします。

※ここで注意※
  □フラッシュは使用しません。自動発光になっていたら設定を“なし”にしましょう。
  □窓が大きい場合は、撮影する時間や天候で印象が変わってしまうので、
   天気が良い日を選びましょう。光が柔らかい朝、または
   冬なら夕方15時~16時くらい、夏なら夕方17時~18時くらいがおすすめです。

全てのチェックが済んだら、いよいよ撮影しましょう!

客室での撮影ポイント

1.撮影場所の位置ですが、窓に対して最大限客室の角まで下がりましょう。

2.位置が決まったら、三脚をセッティングします。

三脚の高さは、洋室なら部屋の高さの真ん中より少し上、
和室なら部屋の高さの真ん中より少し下の高さに合わせましょう。

・天井までの高さが3mの部屋なら
 洋室の場合1.5mより少し上、
 和室の場合1.5mより少し下
 に合わせます。

和室は畳に座ることが多いため、
目線に近い下から撮影します
和室は畳に座ることが多いため、目線に近い下から撮影します
洋室は高い位置から撮影することで、
ベッドを広く見せることができます。
また、ベッドに座った時の目線の高さにすれば、
画像を見た人に客室にいるイメージをより与えられます
洋室は高い位置から撮影することで、
ベッドを広く見せることができます。
また、ベッドに座った時の目線の高さにすれば、
画像を見た人に客室にいるイメージをより与えられます

この時気になってしまうのが客室の備品ですが、全て入れようとしなくても大丈夫です。
客室の何を見せたいのか、“ウリ”を明確にし、そこが引き立つようにしましょう。

冒頭でお話したように、客室からの景色が素晴らしければ、必ず窓を入れて撮影しましょう。
シンプルで落ち着いた雰囲気がウリなら、チラシや電気コード類などを極力取り除きます。
一眼レフや小型カメラに付いているWB(ホワイトバランス)という機能を使えば、
色味を調整することができます。

ウリを明確にし、撮影するものと撮影しなくても良いものを分けて写真を撮りましょう。

 ・天井をどれだけ画像内に入れるのかで、同じ間取りでも、こんなに印象が変わります。

以下の写真を見比べてみてください。右が良い例です。

天井がないと
圧迫感があります
天井がないとお茶で圧迫感があります
天井を多く入れることで、圧迫感がなくなり、
ゆったりとしたイメージを与えられます
天井を多く入れることで、圧迫感がなくなり、ゆったりとしたイメージを与えられます
部屋の真ん中に気がいってしまい、
撮影する対象が
テーブルになってしまっています
部屋の真ん中に気がいってしまい、撮影する対象がテーブルになってしまっています
全体を広く見せるために、
ポイントを押さえて撮影したものです
全体を広く見せるために、ポイントを押さえて撮影したものです

準備ができたらシャッターを押し撮影します。この時、手ブレにはご注意ください。
前回同様、撮影した画像はすぐにチェックしてみましょう。

いかがでしょう、ポイントを押さえることで、
客室のウリをぐっと引き出せる写真が撮れたと思います。

撮影した写真は、ぜひ宿研にもお送りくださいね。

 
(文・写真:横尾 瑞貴)