お手本にしたい!インスタ投稿【第2段】
ファミリー層に人気の施設がやっている投稿を紹介!
2024. 08. 22
最終更新 2024. 09. 04
目次
前回から引き続き、宿泊業に関わりのない一般消費者(子どもをもつ親)の心に刺さった宿泊施設のインスタグラム投稿の第2弾を紹介をします。
第1弾では、サムネイルやプロフィール画面で潜在的に持っている子連れ旅行の不安(ブレーキ)を取り除くことが重要であることをお伝えしました。まだ読んでいない方は、ぜひ下記バナーをクリックして第1弾の記事をお読みください。
第2弾では、子連れ旅行の不安を取り除いたあと宿泊施設に行ってみたい!と後押し(アクセルを踏ませる)となる投稿は、どのような投稿なのかをリアルな行動から探っていきます。
旅行中もチャレンジさせたい親心にヒット
ひとつ目は、旅行中にも子どもに体験やチャレンジをさせたいと思う親心から興味を持った「BUB RESORT Yatsugatake」さんの紹介です。旅育に興味をもつファミリー層にはピッタリはまるコンテンツです。
(左図)子連れ旅行インフルエンンサー @wamoto
(右図)BUB RESORT Yatsugatake/山梨県の体験型宿泊施設 @bubresort_yatsugatake
Q. どのような検索方法でこれらの投稿に出会いましたか。
(回答)
Instagramで「子連れホテル」とキーワード検索をしました。検索画面をスクロールしていたところ、子連れ旅行インフルエンサーのタイアップ投稿*を発見しました。その投稿のリールを開始4秒まで再生をして「ここは普通のホテルではないぞ!」と思い、全部見てみようと判断しました。その後、「BUB RESORT Yatsugatake」さんのプロフィール画面にアクセスしました。
※Instagramのタイアップ投稿とは、企業がインフルエンサー商材PRを依頼し、Instagramにて宣伝してもらう方法のことです。
Q. 施設アカウントの投稿の中で画像右が気になったのはなぜですか。
(回答)
八ヶ岳の大自然の中でアクティビティが楽しめるコンセプトは、旅育に興味のあるものとして大変魅力的に感じました。大自然の中で子どもにチャレンジをさせたい親心にヒットするアクティビティが、プロフィール画面から一目でわかりスクロールする手が止まりませんでした。
【投稿のポイント】
旅育は、旅行を通じてさまざまな学びや経験を積むことができるファミリー層から大変人気なコンテンツです。「BUB RESORT Yatsugatake」さんは、子どもたちがどのようなアクティビティを体験しているのかを一目でわかる投稿を並べ、興味を持って訪れたファミリー層をみるみる引き込んでいます。アクティビティの内容が分かるだけでなく自分の子どもと置き換えて想像できることも重要となります。そのためには、子どもがうつっている写真を使うと、自分の子どもが実際に体験している姿を想像しやすくなります。
例えば芋ほりであれば、畑や芋が写っているだけの写真ではなく、実際に子どもが芋ほりをしている写真が良いです。このように宿泊施設がもっているコンテンツを、写真を通してしっかりと伝えていくことが重要になるでしょう。
ファミリー層から人気の旅育については、下記の記事で詳しく紹介しています。
大人と子どものニーズを満たしてくれる
続いては、ご友人とお子様を連れての箱根旅行を想定したときに行きたい!と思った宿泊施設を紹介します。お子様連れの大人の心を思いっきり掴んだ投稿の紹介です。
(左図)まあ子|横浜発▶︎親子で週末お出かけ&旅 @maako_odekake
(右図)箱根ゆとわ @hakone_yutowa
Q. どのような検索方法でこれらの投稿に出会いましたか。
(回答)
「#箱根子連れ旅行」とハッシュタグ検索しました。子連れおでかけ情報を発信するアカウントのリール動画を発見しました。その投稿にメンションがなかったため、Instagram内の検索に「箱根 ゆとわ」と入力して「箱根ゆとわ」さんのアカウントにアクセスしました。
Q. 施設アカウントの投稿の中で画像右が気になったのはなぜですか。
(回答)
キッズスペースや絵本読み放題など子どもが満足できるサービスを備えている一方で、シックでモダンな雰囲気やアルコールなどのサービスで大人女子の心もがっつり掴まれました。
【投稿のポイント】
お子様連れの旅行のため、はじめはお子様がどのように楽しめる宿泊施設なのかが気になってリール動画を見ていたところに、大人も楽しめる<漫画読み放題・湯上り生ビールやコーヒー牛乳>が紹介されてたことで一気に心を掴まれることとなりました。
「箱根ゆとわ」さんはオールインクルーシブのサービスを提供しており、それを<コーヒーやアルコール飲み放題>などと具体的に書いてあるだけでも大人も楽しめるコンテンツとして認識してもらえるということがわかります。お子様が楽しめる遊び場があるだけではなく、大人も楽しめるコンテンツが同じ投稿内にあると、旅行全体をみんなが楽しめることを知覚できるので行ってみたい気持ちが揺さぶられます。
また「箱根ゆとわ」さんの投稿は、施設からの投稿だけではなく利用者のリール動画をリポストされています。利用者目線の投稿を見てもらうことは、実際にどのように宿泊施設で過ごすことができるのかをイメージしやすく良いアプローチとなるでしょう。
親子3世代で楽しめそうなウェルカムベビー認定のお宿
最後はお子様連れでいく宿泊施設を探していたところ、ここなら親子3世代で泊まりたい!と思った「湯の杜 ホテル志戸平」さんの紹介です。
(左図)ゆっこ⌇仙台発▷東北子連れお出かけ @yukko_odekake
(右図)【公式】湯の杜 ホテル志戸平 @shidotaira
Q. どのような検索方法でこれらの投稿に出会いましたか。
(回答)
Instagramで「子連れホテル」とキーワード検索をすると、宮城県特化の子連れおでかけ情報を発信するインフルエンンサーのサムネイルが目に止まりました。メンションをされていたので、そこから「湯の杜 ホテル志戸平」さんのプロフィール画面にアクセスしました。
Q. 施設アカウントの投稿の中で画像右が気になったのはなぜですか。
(回答)
東北圏内でファミリー層歓迎の宿泊施設を探していたところ、インフルエンサーのまとめ投稿が目につきました。この投稿を見る前に、他の投稿者のリール動画でウェルカムベビーのお宿認定を受けている宿泊施設だと認知していました。ウェルカムベビーのお宿だったため、一瞬でお子様連れOKだというイメージを受けました。和の雰囲気で自然に囲まれている老舗旅館ということで、ここに行くなら3世代で行きたいと感じました。
【投稿のポイント】
投稿にはお子様が楽しめそうな遊び場の写真があり、キャプションからは年齢に合わせた絵本がたくさん用意されていることがわかり、ウェルカムベビーのお宿ということもあり親子ともに安心して楽しく過ごせそうなイメージが持てます。また和の雰囲気と自然に囲まれていることがわかる投稿から、のんびりと過ごせそうなイメージもでき、それが親子3世代で過ごすのにぴったりハマったようです。
またウェルカムベビーのお宿ということがわかると、一瞬でお子様を連れた宿泊に対する不安要素が無くなっていることがわかります。ウェルカムベビーの認定を受けている宿泊施設は、ウェルカムベビーのお宿であることが分かるサムネイル画像を作成し、ピン固定しておきましょう。ファミリー層に力を入れたいと考えているのであれば「ウェルカムベビーのお宿」認定を取得することは大きな1歩となるでしょう。
ウェルカムベビーのお宿について申請方法や認定基準、認定費用等については、下記の記事で詳しく紹介しています。
さいごに
今回も3つの事例をもとにファミリー層に響いた宿泊施設の投稿について紹介しました。第2弾で、行ってみたい!と後押し(アクセルを踏ませる)となる事例で共通していることは2つです。
①子どもも大人もどちらも楽しめるコンテンツがあること
②宿泊をしたときの疑似体験ができる投稿があること
①について、「子どもが思いっきり楽しんで、笑顔になってほしい!」「子どもの成長につながるアクティビティを体験したい!」が主な願望ではありますが、大人も楽しめるコンテンツが同時に分かれば、さらに行ってみたい!という気持ちを後押しすることがわかりました。お子様だけでなく、大人も楽しんでもらえるコンテンツを持ち、一緒にアピールすることが予約をする決め手となるでしょう。
②について、認知のきっかけとなる投稿や興味が湧いた投稿には共通して、実際に宿泊したときのイメージができる投稿がされています。子どもが館内で楽しく過ごしている様子の投稿は、ファミリーで宿泊をするユーザーの緊張感を一気に和らげる効果があります。「我が子もこんな風に過ごせるかもしれない」という疑似体験がポイントとなるでしょう。
ここまで2回に渡り紹介してきましたが、記事内には書ききれなかった『人を動かす3つの仕掛け』が存在します。
その内容はお役立ち資料としてまとめ、分かりやすく解説しているので、是非ダウンロードしてみてください。第1回の記事と今回の記事の要点も押さえています。きっと、すぐに投稿しないといけないことがお分かりいただけます。
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