ホテル・旅館のHP集客 基本のき!離脱されやすいHPの共通点と集客アップの秘訣とは
2022. 06. 06
最終更新 2024. 06. 25
目次
スマホの普及率が上がり、インターネットに触れることが日常になった今、HPを持たない宿は看板がないのに等しいとまで言われるようになりました。
現状、HPは持っているけれど、「ずっと放置している」「取り合えず知人に作成してもらった」「綺麗なHPなのに同じ問合せやクレームが多い」…といったお宿さんも多いと思います。実は折角作ったHPが、ユーザーの予約意欲にブレーキをかけている可能性があるのです・・・・
そこで今回は、お客様を離脱させない、むしろ予約につなげるような<活きるHP>についてお話をしていきましょう!
宿泊施設のHP制作がなぜ重要なのか
1.全体の予約率を上げることができる
今では、75%以上のお客様が、宿をWeb検索しているといわれています。(2021年株式会社JTB調べ)。そして、宿の公式HPを見る最大の理由は「情報収集」や「雰囲気の確認」です。
Q.宿の公式HPを見に行く理由は?
最近の宿探しの傾向としては、最初は情報掲載が画一的で比較しやすいOTAで探し、検討段階で更に情報を収集する為にHPを必ず見に行きます。(※最近の若者はSNSまで覗きますが、このお話はまた別の機会に)
つまり、HPがしっかりしていないと滞在イメージが湧かなかったり、積極的な宿ではないと判断され、離脱されてしまいます。これってすごく恐ろしいことですよね。せっかく検討段階まできている「予約意欲がホクホク状態」のユーザーを、HPのせいで取りこぼしてしまうのです。
本当は、HPを改善すると、自社予約が上がります!!と書きたいのですが、正直に言うとHPを整えただけでは自社予約が上がるという単純な話ではありません。本気で自社予約を上げようと思うと、+αとして、WEB広告やSNS、SEO対策等にも力を入れる必要が出てきます。
ですが、HPを改善するだけでも「HPでの離脱が減り、全体の予約率は上がる。」これは声を大にして言えます!※各OTAで販売展開していることが前提となります。
2.宿のコンセプトをより鮮明に伝えられる
情報の量や内容、表現方法についても発信者側で自由に決めることができるHPは、宿の「ウリ」をストレートに表現できる最高の場所です。
HPでターゲットや宿のコンセプトをしっかりと打ち出して、情報を明確に伝えると、滞在イメージとのギャップが少なくなります。
そうなると、良い口コミを発信してくださるユーザーが増え、リピーターが増え、HPでの直予約が増え、OTA販売手数料もかからないのでいいことづくしですよね。
Q.宿の公式HPを見たときのユーザーの不満要素とは?
サイトの見やすさ、掲載情報の精査に、ページ作りのヒントがありそうですね。
早速、離脱されやすいHPの特徴を掘り下げてご紹介してきましょう。
離脱されやすいHPの特徴と改善POINT
せっかくHPに来てくれたのに、すぐに離脱されてしまう、予約意欲にブレーキをかけるHPって実際どういったものでしょうか。数ある中から特に問題レベルの高いものを4つご紹介します。
自社のHPでどのくらい当てはまるかチェックしてみてください!
☑ コンセプトや強みが分かりづらい
☑ 予約導線が各ページにない(そもそも予約システムが連動していない)
☑ スマホ対応・翻訳対応が出来ていない
1.デザインが古い
▼特徴・全体の横幅サイズが狭いデザイン
・カテゴリーが少なく縦に長いスクロールのみ
・フラッシュで作成されておりスマホで見れない
・問合せフォームがない(問合せを押すとメールソフトが立ち上がる)
・プロバイダ提供のドメインを使っているetc,,,,
(例)イメージです
このような特徴のサイトはいわゆる「一昔前のデザイン」とよばれており、読みにくかったりスマートフォンで正しく表示されなかったりと、離脱になりやすいです。早急にリニューアルを検討するのがベストです!
2.コンセプトや強みが分かりづらい
▼特徴・ありきたりの内容や情緒的な文章しかない
・作りこまれているが情報過多で配置が分散している
・グローバルナビが4つ以下
HPが表示され、最初に目に飛び込むファーストビュー(アイキャッチ)がユーザーにとって興味・関心・好感・自社の強みがわかるような、構成やデザインにできていますか?
あくまでも指標ですが、グローバルナビが4つ以下しかない施設様は、もう一度作りこみを検討してみてもいいかもしれません!!
3.予約導線が各ページにない
▼特徴・予約システムが連動しておらず、問合せフォームしかない
・各ページから予約ページへ遷移できるようになっていない
予約ページはいつでも目に留まりやすいところに無いと、ユーザーがストレスを感じてしまい、離脱されやすくなります。
※宿研では独自の自社予約エンジン「HP予約ASP」をご提供しています。
4.スマホ対応・翻訳対応が出来ていない
ほとんどのユーザーがスマホで調べスマホで予約を完結しています。
スマホ画面の対応は必須です!スマホ画面での予約がしやすくなっていますか?
コンテンツは見やすいですか?SNSに連動できていますか?
さらに、インバウンドが復活してきたときに備えて翻訳対応も用意しましょう!
【例】今は横三本(ハンバーガーメニュー) のガイドが主流に!
~補足~
Googleが提供しているチェックツールで、モバイルフレンドリーテストというものがございます。入力したURLがモバイルフレンドリーサイトかどうかをチェックします。このツールを使うことで、
✓フォントサイズが小さすぎないか
✓ビューポートが設定されているか
✓タップ要素同士が近すぎないか
✓コンテンツサイズがビューポートに対応しているかどうか
などの項目に沿って、スマートフォンでの閲覧に最適化しているかどうか確認できます。
また、チェックしたWebサイトが「モバイルフレンドリーではない」と判断された場合は、その理由や対処法も表示されます。是非活用してみてください!
HP制作はどこで頼むのがベスト?
業界に特化していて、OTAの集客や運用も任せられる宿研のHP制作をぜひご検討ください!
株式会社宿研はHP制作も可能です!
★ WEB上で宿を売るための構成や表現方法が的確
★ ブランド構築を行い、そのイメージをトータル的にWeb上へ展開し訴求
★ 様々な制作パターンで予算に合わせて作成可能
★ 宿泊施設の撮影に特化したプロカメラマンによる撮影が可
さ・ら・に!
制作のみならずOTAとHPの運用を委託頂くとさらにこんなに良いことがあります。
・Web上の全ての情報の更新・修正を施設様に代わり素早く対応
・OTAとHPの窓口を1本化でき、業務効率化が可能
・Webの売上状況を一元管理できるので、次への一手が早まる
さいごに
いかがでしょうか。今回はHPのことについてお話しました。宿研はHP制作基本の「き」を大切にし、お宿様とよく話合いながら、ユーザーに宿の特徴を「どう伝えるか」を重要視して構築していきます。少しでもHPのリニューアルや修正・改修の参考になれば幸いです。