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<宿泊施設向け>撮影依頼で失敗したくない!外注カメラマンを選ぶ時に知っておくべきポイントとは
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<宿泊施設向け>撮影依頼で失敗したくない!外注カメラマンを選ぶ時に知っておくべきポイントとは

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2023. 10. 26

最終更新 2024. 06. 25

<宿泊施設向け>撮影依頼で失敗したくない!外注カメラマンを選ぶ時に知っておくべきポイントとはのキービジュアル

目次

    スマホやSNSの普及と共に、人々の情報収集方法は大きく変わりました。それに伴って宿のプロモーション活動等でも、写真や動画で表現する情報の質や鮮度が益々重要になってきています。
    今回の記事では外注カメラマンを選ぶ際に知っておきたいポイントについて、株式会社宿研のフォトチームの藏内・三橋・守田の3名と対談形式で進めていきます。写真撮影を検討している方は、ぜひお役立てください。

    藏内 梢 / 三橋 司 / 守田 結夏
    株式会社宿研フォトチームに在籍している宿泊施設専門のカメラマン。年間約500施設以上の様々な宿泊施設の撮影に従事。豊富な経験や知識と、豊富な機材で、宿の魅力を最大限引き出す撮影を得意としている。

    今、集客やプロモーションを意識した撮影依頼が増加している理由

    新型コロナウイルスが5類に移行してから、国内外ともに旅行者の数も大きく回復していますが、それに伴って宿泊施設の撮影の需要も増えています。

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    橋本

    最近の宿泊施設様はどういったきっかけで弊社へお声がけいただいていて、どのような傾向があるんでしょうか。

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    藏内

    そうですね、ご契約施設様以外だと、主にウェブ検索でHPをみてお問い合わせいただくことが多いのですが、外注自体初めてという方もいます。

    最近は、直近の秋や冬、春先の集客を意識されたご相談も多いです。
    全体的なお話だと、写真で自社の過ごし方をPRしたいというご依頼が多くなりました。

    写真が古くなったから変えるのではなく、こういったプロモーション等の目的をもって依頼される傾向も強いですね。
    その場合は静止画に加えて動画をご提案する場合もあるので、予算やご要望をお伺いしたうえで、撮影方法やボリュームなどをご提案するようにしています。

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    橋本

    SNSの普及も相まって、プロモーション活動がより身近になったので、宿泊施設にとっても写真や動画の重要性が更に増しましたよね。

    最近は国や自治体が出している補助金制度を活用してHPをリニューアルする施設様も多くて、リニューアルに伴った撮影依頼も増えたきがします。

    宿泊施設毎に懇意にしているカメラマンがいるというイメージだったので、意外と外注で探される方が多い事に驚きました。

    宿泊施設が撮影を外部に依頼しようと思ったとき、どんな選択肢があるのでしょうか?

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    守田

    外注するという意味では大きく分けると、プロかセミプロかですね。

    1.プロのカメラマンに依頼する
    2.セミプロで活動しているカメラマンに依頼する

    セミプロのカメラマンさんは本業の片手間に副業としてされている方も多いので、プロに比べて安価なのが魅力です。

    最近はセミプロのカメラマンさんと繋がれるサイトがあったり、SNSで撮影依頼を受けている方へDMを送って相談したりする方法もあるので、撮影カメラマンを見つける手段はたくさんあると思います。

    一方プロは本業でしている分、撮影や編集等の機材・設備、サポートが充実していますし、何より経験値が圧倒的に豊富です。そしてこのプロカメラマンの中にも宿を専門に撮っている人とそうでない人がいます。

    宿泊施設を専門とするプロカメラマンって何者?

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    橋本

    皆さんは、宿泊施設を専門とするプロカメラマン(以下宿専門のカメラマン)ですよね。
    宿専門って他のプロカメラマンと何が違うのでしょうか。

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    三橋

    まずプロカメラマンにもそれぞれ専門分野があることを伝えておくべきですね。

    例えば、料理人をイメージしてみてください。プロの料理人と一口にいっても、和食・イタリアン・フレンチ・中華といった感じで色々な専門分野があって、専門店がありますよね。

    カメラマンもそれに少し似ています。プロカメラマンと一口に言っても、料理、人物(ポートレート・アーティスト写真)、景色や風景、建築物、アート、といった被写体の専門性や得意とする分野があり、それに合わせて必要な機材が変わります。

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    橋本

    宿泊施設って、建物・料理・人物を入れた滞在イメージ、あと風景も必要ですよね。
    今の説明だと、宿を撮るにはたくさんの専門性が必要になりませんか?

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    三橋

    まさにその通りです。宿泊施設って撮るものがいっぱいあるんですよね。

    撮影の基本的なルールは同じでも、料理、部屋、景色、それぞれの魅力を表現するための技法や機材は違います。中華とフレンチでは使う調理器具や、相応しい皿の盛り付け方が違うのと一緒です。更に、宿のジャンルによっても撮るスタイルが変わります。

    宿の魅力を最大限に伝える為には、宿泊施設を良く撮る為の「機材」が全部揃っているか、それを使いこなせるかどうかが重要になります。

    あらゆる宿撮影の経験を積んでいないと、トライ&エラーで時間がかかりますし、適した機材が揃っていなかったり充分なスペックがないと実際に撮れないものも出てきたりします。

    宿専門のカメラマンはこういった多岐に渡る撮影技術と機材を持ち合わせている必要があるんです。

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    橋本

    宿泊施設を撮る為には、「経験値」と「機材のスペックや数」が重要なんですね。

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    守田

    あとは、業界の知識があるから無駄がなく、話が早いことも「宿専門」ならではですよね。

    効率を考えたスケジュール組や、事前にご準備いただきたいもの(お湯はり、清掃時間の調整、ベッドメイク、小物等々)も、こちらからご提案してスムーズに撮影が行えます。

    お客様の迷惑がないように、色々汲んで撮影が可能ですね。

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    橋本

    外注する際の一つの判断基準として、普段どんな写真を専門的に撮っているのか、自社と同じタイプの宿泊施設を撮った経験があるのか、イメージ通りの目的を叶える撮影をして貰える機材や撮影技術があるのか等を、実績(ポートフォリオ)を見せてもらって必ず確認した方が安全そうですね。

    安すぎる撮影料は落とし穴も。写真が予約やクチコミで足を引っ張ってしまう原因

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    橋本

    写真が、予約やクチコミで足を引っ張ってしまうことはありますか。

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    藏内

    一番怖いのは、撮影料を抑えて雰囲気はそれなりのものが撮れたとしても、「集客を意識した写真」ではなかった為に、本来の目的が果たされなかったというケースです。

    例えば、この2つの写真、全く同じ部屋なのですが、どちらに宿泊したいと感じますか?

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    橋本

    Aの写真だけを見るとそこまで悪いようには感じないのですが、Bを見ると違う施設なのかなと錯覚するぐらいBが良く見えますね。

    何故でしょう・・・
    Bの方が清潔感を感じますし、お部屋自体が広く見える気がします。

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    藏内

    写真はファーストインパクトを決める他に、
    正しい情報を視覚的に伝えたり、
    宿が来てほしいユーザーとユーザーが求める宿をマッチさせたりする為の重要な役割を担います。

    実際Aのお部屋は、和洋室でお部屋が広くゆったり過ごせること、清潔感、窓から海が見れる等の情報を充分に伝えきれていない例になります。

    「何を目的にした撮影なのか」 「誰に向けた写真なのか」 「何を伝える為の写真なのか」などの集客意図をカメラマン自身が理解して撮影していないと、施設のコンセプトや実際の雰囲気に沿った撮影が出来ません。

    これってすごく重要で、ココを間違えると、見た感じは綺麗な写真でも、いざ写真がWEB上に掲載され、ユーザーが比較検討をする段階で、無意識に「なんとなく他の施設の方が良く見える」という理由で比較検討の段階で競合に競り負けたり、宿泊したユーザーが「思っていたのと違う」「期待してたけど微妙」と感じて、マイナスクチコミの要因になってしまうんです。

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    橋本

    ちゃんと「写真」として情報やコンセプトを正しく伝えることってクチコミや予約転換率にも影響するので凄く重要なんですね。「集客を意識した写真」って具体的にはどういった撮影なのでしょうか。

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    三橋

    集客を意識して撮った写真には、ひとつひとつに「なぜそう撮ったのか」理由が付きます。 例えば、離れで静かに籠れる宿がコンセプトなら、敢えてスタッフの気配を薄くしたりします。

    オーガニックや自然派の顧客に向けたものであれば、彩度は低めで影を無くして撮影したり、俯瞰的な画をおおめに撮影してターゲットが好む世界観を演出します。

    このように、宿のコンセプトや集客ターゲットによって「撮らないモノ」と「強調して撮るモノ」を意図して変えたり、表現方法を変えたりします。

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    藏内

    他にも、客室のティッシュ・ゴミ箱・リモコン、そういった日常生活を無意識に想起させる「そもそも撮らなくていいもの」は徹底的に省きます。

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    守田

    逆に、アメニティや館内着等は気にされるお客様も多いですから「敢えて撮る必要がある情報」として、ちゃんと伝わるように撮影したりします。

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    橋本

    宿専門のカメラマンは、この写真がなぜ印象が良く見えるのか分かったうえで狙って撮影されているんですね。

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    守田

    今後WEBで集客をしていく為にどんなカットが必要かを考えて撮ったりもしますよ。

    プロモーションやOTAなどで活用するなら、季節感に左右されずに使いやすいイメージカットも必要ですよね。

    各OTAやSNS等、使う媒体の指定サイズで映えるように計算した構図で撮ったり、とにかく言い出したらきりがないですね。

     

    ▼イメージカット例

     

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    橋本

    だとすると、宿のコンセプトやウリを伝えて「何をどう撮るか」の提案をして貰えるかも結構重要になってきますよね?

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    三橋

    宿泊施設の担当者さんは、自社のウリは分かっているけど、どう表現したら一番伝わるのかが分からないと言われる事も多くて、そんな時に演出提案の引き出しが多いのは経験もノウハウもある「宿専門」のカメラマンならではかなと思います。

    撮影後の対応で重要なチェックポイントとは

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    橋本

    そういえば、某大手ホテルでは、ホテル専属の撮影カメラマンが在籍していて、HPやプロモーションで使う写真は専属カメラマンにしか撮らせないという話をきいたことがあります。

    それって雇用できる体力があるからだと思っていたんですが、今の話を聞いていると、宿泊施設のコンセプトや方針、集客意図を理解しているカメラマンの方が魅力を最大に伝えられるからっていう明確な理由がありそうですね。

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    藏内

    まさにそうですね。

    撮影だけでなく、撮影した後の加工段階でも、宿泊施設を理解しているかいないかで大きく違いが出てくると思います。
    例えば、ビジネスライクな駅前のホテルとヴィンテージ感漂う老舗の旅館では写真の色味をほんの少し変えます。

    他にもターゲットが若い人向けとシニア向けで写真の明るさを少し変えたりします。
    もちろん、撮影日が変えられない場合は、窓の外を青空合成にしたりすることもありますね。

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    三橋

    よく、そこまでするの?って驚かれるんですが、OTAやHPで見られる写真はほんの数秒で印象が決まると言われてるような世界です。

    ユーザーに「なんかいいな」と思わせる為の細部へのこだわりというか、もはや執着ですね。

    先ほど、OTAで映える構図を考えた上で撮影するという話がでましたが、我々は、各OTAの指定サイズに加工して納品をします。
    施設様の運用事情をわかっているからこそ、寄り添って、出来る限りのことをしたいという気持ちもあります。

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    守田

    ちなみに、加工は一般的に追加料金がかかるケースが殆どなので要注意です。

    撮影後の編集や加工はどこまでやってもらえるのか、追加料金がかかるのか、WEB集客に繋がることまで意識して撮影したり、加工したりして貰えるか等も失敗しない為の選定ポイントの一つになるのかなと感じます。

    失敗しないカメラマンの選び方:まとめ

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    橋本

    なるほど。

    今日のお話をまとめると、宿泊施設が写真撮影を外注したい時は、

    ①宿泊施設を撮る為の撮影技術があるかどうか
    ②宿泊施設を撮るために必要な撮影機材を持っているかどうか
    ③集客目線での撮影・加工ができるかどうか

    この3つをクリアしているカメラマンを選ぶと間違いないってことですね。

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    藏内

    そうですね。
    この3つの条件をクリアしているカメラマンが所謂「宿専門カメラマン」になります。

    予算をかけても宿専門のカメラマンを選ぶべきメリットは
    │宿の魅力を伝える為に様々な分野の写真を撮る技術や機材がある
    │集客に繋げる為に「何を撮るべきか」「どう表現すべきか」を提案できる
    │業界の知識があるので、集客意図を理解した撮影が叶う

    こんなところでしょうか。

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    橋本

    本日は、ありがとうございました!

    さいごに

    HPのリニューアルや施設のリニューアルによる写真の総入れ替えはもちろん、最近は、季節毎のお料理・風景・滞在イメージを増やす為のご依頼も多くございます。

    特に秋~冬の行楽シーズンは、旅行への関心が高まる時期なのでサイトやソーシャルメディアを見る人が増えます。集客のためにも、WEB上での写真の重要性は高まります。

    そして写真は「クチコミ」にも大きく影響するひとつです。是非お気軽に、宿研までご相談ください!

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