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2023年ゴールデンウィークの国内予約動向/直前対策の事例を交えてご紹介
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2023年ゴールデンウィークの国内予約動向/直前対策の事例を交えてご紹介

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2023. 04. 18

最終更新 2024. 06. 18

目次


     

    宿泊施設の皆さま2023年のゴールデンウィーク(以下GW)に向けての準備は万端でしょうか?
    今年のGWは、有休を使えば、4月29日から5月5日までの9日間となり、例年より長い期間が対象になります。また、旅行に対する自粛傾向が強かったここ数年に比べ、多くの人々が国内旅行を計画しています。

    GWの予約が埋まっていくなかで、動きが鈍い日程の対策をそろそろするべきか。また、GW明けの予約の落ち込みに対してどのような対策をとるべきか。予約数のボリュームが見えてきたことで新たな判断が必要となってきました。

    そこで今回は、2023年のGWにおける旅行動向と、GW後の集客も見据え、5月全体の売り上げを最大させるポイントに焦点をあて、販売促進に役立つ情報、ノウハウをご紹介したいと思います。

     

    -----もくじ------

    2023年ゴールデンウィークの予約傾向
    国内宿泊旅行ニーズ・トレンド調査
    5月の売上を最大化にするヒント
    さいごに

     

    2023年ゴールデンウィークの予約傾向 


    今年のGWのカレンダーは、5月3日(水・祝)~7日(日)が5連休です。5月1日(月)と5月2日(火)を休みにすると、4月29日(土・祝)から9連休となります。 

    株式会社JTBの旅行動向アンケート調査によると、GW期間中に旅行に行くかどうかについては、「行く("行く"と"たぶん行く"の合計)」と回答した人は調査時点で26.5%と前年から9.3ポイント増加しました。2019年は26.3%で、旅行意欲は回復傾向にあります。

     

    引用:https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2023/04/06_jtb-2023gw.html

     

     

    4月以降のオンハンド昨年同日比較 

     

    まず、4月以降の全体の予約の動きから確認していきましょう。
    宿研のデータにはなりますが、4月18日時点でのオンハンド昨年同日比を見ると、6月が1.8倍ほど伸びています。今年は去年よりもさらに予約の動きが速く、9月の予約も既に1.6倍で伸びています。
    一方で4月は1.1倍と他の月に比べると動きが弱く、4月後半の在庫に売れ残りがある場合は、稼働率重視への対策を視野に入れた方がよさそうです。
    5月は直前予約の波に備えて、受け入れ人数・料金等の調整や緩和などの追い込み対策を検討してみましょう。

    (データ元:2022年4月18日時点オンハンドデータ 株式会社宿研調べ

     

     

    2023年GW期間の在庫消化率(客室稼働率)

     

    続いて、GW期間の在庫消化率*1についてみていきましょう。
    *1…弊社サイトコントローラーに割当られた在庫のうち、予約が入っている割合。稼働率と同じ意味。

    想定通り、3日(水)や4日(木)の祝日にピークを迎え、5日から徐々に下降する例年と変わらない傾向となっています。
    まず、6日(土)は通常の休前日よりも消化率は低く平日に近い状況です。仕事再開に向けて最終日程の土日はセーブされる傾向がありそうです。6日の料金をGW価格にしている場合は休前日料金もしくは思い切って平日料金にし稼働率を上げることに舵を切ってよいかもしれません。

    そして、最終日の7日(日)に至っては各地域とも当月の底になっています。現在予約が入っていない施設様は心身を休めるためにも休館を検討してもよいかもしれません。

    データ元:2022年4月13日時点での消化率データ 株式会社宿研調べ

    GW以降は特に目立った動きは無く、平日は他の月に比べて落ち込む日も出てきそうです。
    これも例年と同じく、連休明けの平日対策は必須といえるでしょう。

    GW後の5月は全国的な動きとして、中高年の2名利用の割合と3名以上のグループの割合が高くなっている傾向があります。(特に九州は全域でこの傾向が強い)GW明けはファミリー層を狙うよりも、ゆっくり過ごすことを目的に考えている2人組orアクティブな活動のなかで利用したい人たちに焦点を当てた訴求が効果的と考えられます。

    以下は宿研契約施設様の全国の平均です。4月30日、5月1日は地域によって谷が浅い場合も見受けられますが、5月全体の推移としては各地域とも概ね共通しています。

    地域の消化率推移が気になるかたは以下のエリア別消化率をご確認ください。

    全国エリア別消化率はこちら

     

     

    国内宿泊旅行のニーズ・トレンド調査

     
    次に、宿泊予約サイトやHPの掲載情報の見直しに役立つ旅行者のニーズや動向を、株式会社JTBが2023年4月6日に発表した「2023年ゴールデンウィーク(4月25日~5月5日)の旅行動向」から見ていきましょう。
    株式会社JTB「2023年ゴールデンウィーク(4月25日~5月5日)の旅行動向|ニュースルーム|JTBグループサイト (jtbcorp.jp)

     

    GWは自然や景色が楽しめる場所が人気


    GWに出かける場所として最も人気が高かったのは、「自然の景色が楽しめる場所(国立公園や花畑など)(29.7%)」、次いで「食をメインにしたイベント(20.1%)」「自然の体験が楽しめる場所(登山などのアウトドア、キャンプなど)(15.2%)」となっています。
    自然や景色が楽しめる場所という点は、ここ数年でよくみられる傾向ですが、食をメインにしたイベントが2番目に関心の高い点は、昨年と少し違う傾向ではないでしょうか。

    引用:https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2023/04/06_jtb-2023gw.html

     

     

    GWの1人あたりの旅行費用2万~3万円未満が増加


    一人当たりの旅行費用で最も多かったのは「1万円~2万円未満」で全体の22.4%で、前年よりも1.4ポイント減少しています 。一方、「2万円~3万円未満」(20.7%)は前年より2.9ポイント増加していることが分かります。

    引用:https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2023/04/06_jtb-2023gw.html

     

    GWの旅行は夫婦・家族旅行がTOP、一人旅需要は減少

     
    同行者では、「夫婦のみ」が最も多く24%となり、次いで「子供づれ(中学生までの子供がいる)の家族旅行」(23.3%)と続きます。
    「(母娘、三世代等の)その他の形態の家族旅行」(12.1%)を加えた家族旅行の合計は、前年比で0.5ポイント増加し59.4%となりました。一方、ここ数年で人気の高かった「ひとり旅」(16.3%)はGWに限っては1.7ポイント減と減少しており、家族や友人達との旅行を楽しもうとする人が多くなっています。

     

    引用:https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2023/04/06_jtb-2023gw.html

     

     

    2023年GWの旅行日数3日以上の滞在は少ない


    旅行日数では、「1泊」の選択が最も多く39%。前年から2.8ポイント増加しています。
    「2泊」(33.6%)も1.0ポイント上昇していますが、「3泊」(15.4%)以上はすべて前年を下回っていることから、連休がとれたとしても連泊する人の割合が減っていることが分かります。

    引用:https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2023/04/06_jtb-2023gw.html

     

     

    GWを含む 5月の売上を最大化にするヒントとは?  

     

    昨年よりも回復傾向にあり安定しそうなGW集客ですが、気になるのは残りの4月や、GWが終わった後にどう集客をするかという点ではないでしょうか。 5月全体の売上を最大にするために宿泊施設が出来ることは一体何でしょうか。 
    優先度の高い順に基本的な対策のポイントをご紹介します。 

     

    優先度 ★★★
    GWの売上をまずは最大にする

     


    5月の売上を支えるGW期間は、ユーザーから最も注目される期間といえます。 
    つまり、今予約を探しているユーザーのサイトへのアクセス数・PV数が圧倒的に上がる期間です。 
    月の売上を最大化にする鉄則として、まず「人気日程」でどれだけ自社HPや施設ページがユーザーの目に留まり予約に繋がるか、ご予約の取りこぼし等がないようにできるかが重要です。 
    人気日程ほど、日付の絞り込み検索等の条件検索が多く使われます。 
    空室がある場合は必ず出すようにして、予約の状況に合わせてプランの設定条件や料金の見直しを図ってみてください。 

    チェックポイント
    空室がある場合、売り漏れがないか
    プラン掲載順は一番上に一番売りたいプランを掲載できているか
    人気日程・動きの悪い日程の料金ランクや予約可能プランの調整は出来ているか
    広い客室の受入人数は最大化を図れているか
    パッケージ設定ができているか

     

     

     

    優先度★★★
    キャンセルやNO-SHOWの対策をする


    ご予約が確定した後も、宿泊日直前でキャンセルになる場合やNOSHOWになることも多くあります。 予約金額が大きくなる連休はキャンセルが多発すると宿泊施設にとっても痛手ですよね。
    この対策をとれば100%防げるという方法は、残念ながら存在しませんが、悪質な予約キャンセルをできるだけ回避するための方法はいくつかあります。 

    チェックポイント

    2食付き等の高単価プランは事前カード決済のみの設定にする
    連休限定のキャンセルポリシーを設定し分かりやすいところへ提示する
    予約日の数日前〜前日に宿泊確認を行う(仮押さえが多くキャンセル忘れもあるため)

     

     

     

    優先度 ★★  
    GW以外の休前日や平日対策を今から行う

     

    GWが終わった後の予約がグッと落ち込む施設様は多いと思います。 
    5月の平日の取り込みは、サイトへのアクセスが多くなる時期から打ち出すことに越したことはありません。 
    例えば、平日限定のお得なプラン / ズラしてお得なプラン / 直前割プラン /おひとり様プラン 等を日程限定で打ち出して、プラン一覧を見たときに検討しているユーザーの目に留まったり、安い順で検索したユーザーの目に留まるようにしておきましょう。 
    また、予約受付の手仕舞い時間を日程限定で長くし、なるべくギリギリまで予約がとれるようにしておくことも些細なことですが予約機会を逃さない方法としてあります。

    ボリュームゾーンを過ぎた閑散期の在庫を売りつくす為に、特別プランを上手に活用したことで、月の予約数が180%UPになった施設様の成功事例をご紹介します。
    対策のポイントやプラン作成時のチェックリストもございますので是非ご活用ください。
     

    WEBノウハウ集 直前予約対策で予約数180%UP

    詳細はこちら

     

     

     

     

    優先度 ★  
    クチコミの対策を行っておく

     

    他の記事でも何度かお伝えしていることですが、やはり予約が多くなる時期はクチコミ数も多くなります。 クチコミはこの先の予約の転換率に繋がる重要なツールです。 
    SNS、OTA、GoogleMap等のレビュー対策を行い、GW明けには必ず返信を行いましょう。 

     

     

     

    さいごに  

     

    今回はGWの予約動向についてお伝えしました。 
    活気づく旅行市場の波に乗って、しっかりと5月の売上を確保していきたいですね。 

    人手不足によりWEB上の対策が充分にできず、歯がゆい思いをしている宿泊施設様がいらっしゃいましたら、お気軽に宿研にご相談ください。 宿研では、料金や人数の販売調整のご相談から、実際の設定作業までコンサルタントが丁寧にご対応致します。 
    また、ユーザーに滞在イメージを湧かせるプラン作成・情報追記など、プロの視点で幅広くお手伝いが可能です。 無料の相談もお受けしています。是非お気軽にご連絡ください。

     

     

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