Instagramトラブル防止!頭に入れておきたいインスタ投稿ルールをクイズ形式で学ぶ
2024. 12. 26
最終更新 2024. 12. 27
目次
「Instagramの投稿が原因でトラブルが発生した」
「ガイドラインに違反し、アカウントが停止してしまった」
Instagramに限らず、たった1つのトラブルがSNS上で瞬く間に拡散され、企業イメージ全体に悪影響を及ぼしてしまうリスクが隣り合わせの現代。これらのトラブルは、Instagramを運営していく上でも、また、企業全体としても絶対に避けたいことです。
この記事では、Instagramでの投稿やキャンペーンなど、運用でよくあるシチュエーション別に「やっていいこと、いけないこと」をクイズ形式でご紹介します。各シチュエーションごとに配慮すべきポイントも解説しているため、Instagramの運用に携わる方は、最低限のガイドラインや法律の理解として、ぜひ最後まで一読ください。
Instagram炎上回避!簡易チェックリスト
トラブルや炎上を防ぐためにInstagramの投稿前に使える簡易チェックリストをご用意しています。Instagramで実際に起こった炎上事例やプレゼント企画などで活用できるプロモーションガイドラインについても詳しく解説しています。是非ご活用ください。
あなたは大丈夫?このInstagram投稿はOK?NG?
投稿している内容に問題があるのかどうか、考えながらチェックしていきましょう。
Q1. 館内で撮った動画を投稿するときに館内のBGMが入ったまま投稿した
館内のBGMが動画に入った状態で投稿してはいけません。
BGMとしてアーティストの楽曲やサウンドトラックが流れている動画をそのまま投稿すると、著作権侵害にあたる可能性があります。館内のBGMにオリジナル音楽を使用している場合はそのまま利用して問題ありません。
最も安全な方法は、動画の音源をミュートにして、別の音楽をBGMとして利用することです。
動画のBGMには、次のような音楽を使用するとよいでしょう。
● Instagramで提供されている音楽
● フリー音源
ただし、フリー音源の中には商用利用禁止の素材もあります。
商用利用禁止の音源をうっかり使ってしまうと著作権侵害にあたるため、商用利用可能かどうかのチェックも不可欠です。
Q2. 施設内で写真を撮ったら、背景に宿泊者が写り込んでしまったが、誰か特定はできないため問題がないと思いそのまま投稿をした
しかし、人物の特定ができるほどはっきりとお客様の顔が写っている場合、そのまま投稿すると肖像権の違反となります。モザイクをかけたり、スタンプでお顔を隠したりして、人物が特定されないように配慮しましょう。
自施設の魅力を伝えるために、お客様の表情がわかる写真を投稿したいときもあるでしょう。
お客様が写っている写真は、本人から許可を得られればSNSで投稿しても問題ありません。
口頭で許可を得られれば問題ありませんが、トラブルのリスクを低くしたい施設では、書面による許諾も得られると安心です。書面での許諾は、チェックイン時に確認しておくのが最もスムーズでしょう。チェックイン時と撮影時のダブルチェックがあれば、肖像権によるトラブルのリスクは格段に下げられます。
snapseed | YouCam Perfect | Canva | Lightroom |
無料 | 有料 | 有料 | 有料 |
シミ除去機能 | 除去機能 | マジック消しゴム機能 | 修復ツール |
Q3. 自施設の投稿をしてくれている人がいたので画像を流用して投稿した
他人が作った投稿はあくまで作成した人に著作権があるため、著作権の違反に該当します。お客様が作成した自施設の投稿をリポスト*する場合は、次に紹介する2つの方法でリポストすることができます。
*リポスト:他のユーザーの投稿を自分のタイムライン上に再投稿すること
ストーリーズのため24時間で見れなくなりますが、ハイライトに残すことが可能です。
1. リポストしたい投稿の紙飛行機マークをタップ
2. 「ストーリーズに追加」をタップし投稿
投稿主が非公開アカウント、あるいはリポストの拒否設定をしている場合はリポストできません。
ストーリーズでシェアするときには、投稿者に許可を取らなくても著作権の違反にあたりません。またメンション機能を使用すれば、投稿のシェアを相手に伝えられます。
Instagram上の他ユーザーの投稿を自分の投稿としてリポストすることができます。
外部アプリを使用しリポストするときには必ず、投稿をした人に許可を得てから行い、投稿の際にはクレジットの表示をしましょう。「Repost for Instagram」や「Repost for IG: Posts & Stories」などのアプリが有名です。
基本的なリポストの流れ
1. リポストができる外部アプリをダウンロード
2. リポストしたい投稿のリンクをコピーする
3. アプリを立ち上げ、リンクを貼り付けする
4. キャプションやタグを編集し、リポスト
ただし、2024年4月のアルゴリズム改定によりオリジナルのコンテンツが推奨され、リポストしてもその投稿はユーザーのおすすめ欄には表示されなくなりました。また、1か月以内に10回以上リポストをしていると、アカウント自体がユーザーのおすすめ欄に表示されません。そのため、リポストの際は気を付けましょう。
Q4. 興味をもっているであろう人に認知をしてもらうため競合他社の名称・商材のハッシュタグを投稿内で使った
競合他社のハッシュタグを投稿内に使用すると、商標権の侵害になる可能性があります。
実際に、商標権侵害で訴訟に発展した事例として、フリマアプリ「メルカリ」でハンドメイドの商品を販売する際に「#他社ブランド名(改行)好きな方にも……」と投稿したところ、有名ブランドの商標から自社商品に誘導させたことを争点とする裁判が起こりました。
また、ハッシュタグは、検索によるアカウントへのリーチを獲得するだけでなく、アカウントの属性をInstagramのAIに認識させる目的も果たしています。競合他社の名称・商材のハッシュタグの利用はアカウントのジャンル認定にも影響を及ぼす可能性もあります。
競合他社のハッシュタグ利用は法律違反の観点だけでなく、自施設のアカウントを構築する上でも避けるべき行為です。
Q5. 認知拡大のために、沢山の人に短時間でいいねをして回った
こちらは法に抵触することはありませんが、Instagramのガイドラインやアルゴリズムに反した行為となります。
「いいね」まわりとは、アカウントを多くの人に見てもらう宣伝のために、他のアカウントに「いいね」をつけてまわることを指します。短時間での「いいね」まわりはスパム扱いされ、アカウントが一時制限がかかったり、凍結される恐れがあるため控えましょう。
またInstagramのAIはユーザーが見ている投稿も、アカウントのジャンルを認識する判断材料にしています。そのため多種多様なアカウントに「いいね」をすると、InstagramのAIがアカウントのジャンルを判断できずに、興味がありそうな潜在層のユーザーに投稿がレコメンドされなくなる恐れがあります。
Instagramのガイドラインを遵守したり、アカウントの評価をあげるためにも、短時間でのいいねまわりはやらないほうがよい行為です。
Q6. フォロー&いいねをしてくれた人の中で抽選3名へオリジナルグッズをプレゼントする企画を実施した
正解は・・・OK
Instagramを利用したキャンペーン企画は、上記条件であれば問題ありません。
しかし、次のような条件のキャンペーン企画は、Instagramのコミュニティガイドラインやプロモーションガイドライン違反となります。
いいねやフォローをしたユーザー全員に景品をプレゼントするのは、お金でフォロワーを買っている行為とみなされるNG行為です。
「#○○ホテル」のような汎用性が高いハッシュタグを応募条件の1つにすると、応募したつもりのないユーザーがキャンペーン条件を満たしてしまうおそれがあります。
意図しないキャンペーン参加を防ぐためにも、Instagramのプロモーションガイドラインで定められている「規約や年齢・居住地などの資格要件」を作ることも重要です。
Instagramのプロモーションガイドラインには、全部で5つの項目があります。キャンペーン企画をする際には必ず内容を理解し、ガイドラインを遵守して行うようにしてください。
お役立ち資料のなかに、プロモーションガイドラインについても分かりやすく解説しておりますので是非ご確認ください。
またキャンペーンで宿泊を伴う景品のプレゼントをする場合は、金銭の取引が発生するため景品表示法で定められている取引総額の20%以内を厳守し、法に抵触しないようにご注意ください。
ガイドライン違反をしていないか確認するには?
ここまで紹介したポイントを押さえて投稿すれば、ガイドラインは遵守できるでしょう。しかし、自施設のアカウントがガイドラインに違反していないかどうか、定期的にチェックすることを推奨します。
Instagramアカウントのステータスは次の手順で確認できます。
|
全ての項目に緑色のチェックがついていれば、ガイドライン違反をしていないことになります。
もしも突然リーチ数が減少したり、投稿やコメントが削除されたりする場合は、コミュニティガイド違反をしている可能性があります。紹介した手順でアカウントの状態を確認して、対策をするようにしましょう。
- コミュニティガイドライン
- プロモーションガイドライン
(※どちらもInstagram公式サイトへ遷移します)
さいごに
クイズの内容はすべて正解できましたか?Instagramに限らず、守らなければいけない法律もあったかと思います。安心してInstagramを運用を行っていくためには、ガイドラインと法律を遵守して運用する必要があります。
たった1つの投稿でも、法律に抵触し施設の評価を下げてしまったり、ガイドラインに違反してアカウントが停止となったりする事態を避けるためにも、この記事で紹介したガイドラインや法律はしっかりと理解するようにしましょう。
詳しく法律・ガイドラインを覚えておきたい、投稿前に確認できるようにしたいという方のためにお役立ち資料をご用意しております。
Instagram炎上回避!簡易チェックリスト
トラブルや炎上を防ぐためにInstagramの投稿前に使える簡易チェックリストをご用意しています。Instagramで実際に起こった炎上事例やプレゼント企画などで活用できるプロモーションガイドラインについても詳しく解説しています。是非ご活用ください。
今回の内容は理解したけども、これからどのような投稿をしていけばよいのか、既に運営しているがネタが尽きてしまったと感じている方、運営をしていきたいけど定期的な運営ができずに困っている方、私たちに今のお悩みを相談してみませんか?