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【旅館・ホテル業がInstagramを活用するには】ゼロから始める宿のSNS【STEP1】~Instagram基礎編 ~
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【旅館・ホテル業がInstagramを活用するには】ゼロから始める宿のSNS【STEP1】~Instagram基礎編 ~

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2022. 11. 22

最終更新 2024. 06. 24

【旅館・ホテル業がInstagramを活用するには】ゼロから始める宿のSNS【STEP1】~Instagram基礎編 ~のキービジュアル

目次

    様々な企業がマーケティングにおいて重要視しているSNS。

    日頃より個人アカウントでSNSを活用して様々な発信や情報収集をされている方でも、宿アカウントとなると、何からすればいいかわからない・何を発信したらいいかわからないなどと頭を悩ませる方が多いのではないでしょうか。

    そこで、今回は旅行業界と相性の良いSNS「Instagram」について基礎知識から活用に至るまでを3回に分けて配信します。
    本記事では『STEP1』基礎知識としてSNSの重要性とInstagramの特性までをご紹介。

    宿がSNSマーケティングをする上で基礎となる部分です。
    すでにInstagramを活用されている施設様も再認識する意味で是非最後までお付き合いください。

     

    SNSの活用が宿にとって重要な理由

    そもそも、どうしてそんなにSNSが集客に必要なのでしょうか?
    日頃より運用しているOTAやHPで情報を発信しているだけではだめなのでしょうか?

    SNSの重要性についてはさまざまな記事が書かれていますが、ここでは宿にとって重要な理由として簡単に2つだけ触れることにします。

     

    ➊クチコミとしての影響力
    最近は、何かを購入する際、事前にクチコミ等の情報収集をしてから行動に移すユーザーが殆どです。
    そして、その情報源として使われているツールの中で影響を受けやすいものがSNSであるというデータも存在します。

    アジャイルメディア・ネットワーク株式会社が行った「SNSのクチコミが購入・来店に与える影響調査(2022年)」によると、モノやサービスを購入する際、最も影響を受けるのはSNS検索で偶然見つけた投稿に影響を受けると答えた人は50%。
    さらに友人・知人から影響を受けると答えた人は43%という結果になりました。

    たまたま検索で流れてくる投稿記事は勿論、泊まって良かったと共有された友人の投稿も購買意欲を引き上げていることが分かります。

    さらに情報の拡散性の面で見ても、効率的に様々なユーザーと接点を持つことができ、影響力があります。
    例えば、以下の図のように宿に泊まった1次ユーザーの投稿は、宿と全く接点のなかった複数の2次ユーザーに次々と拡散します。

    これまでのDMやメルマガ配信、HP広告の労力と比べると、まだ見ぬ顧客へのアプローチとしてとても効率が良いことがイメージしやすいでしょう。
    ※DMやメルマガは常連様などのロイヤリティの高い顧客には効果がありますので、SNSと使い分けをする必要があります。

    このように、SNSはユーザーの購買行動にダイレクトに影響を与えやすい効果的な広報ツールだと言えます。

    ➋ユーザーと相互コミュニケーションが取れる
    基本的に広告や公式HPの告知、OTAなどは、一方的なコミュニケーションが多いですが、SNSでは双方向のコミュニケーションが可能です。
    フォロワーに対してアンケートを募ったり、投稿に対するコメントに返信したりすることで、ユーザーと直接的に関われます。

    また、宿がホームページや予約サイトでは発信・表現しにくいタイムリーな事柄を気軽にスマートフォンで発信・表現できるので、より宿を身近に感じてもらいやすくなります。
    中には女将や館主、従業員の趣味に関する投稿がきっかけで、同じ趣向の層から支持されることも。

    SNSを活用して、潜在顧客であるユーザーの関心が何処に向いているか、宿に何を求めているのか反応を獲得しやすく、自分たちだけでは知り得なかった新しい宿の魅力を開拓できるツールであるといえるでしょう。

    まずはそれぞれのSNSの特徴を知る

    ここまでで、SNSが宿の集客に及ぼす影響についてはご理解いただけたかと思います。
    そうなれば皆さんもSNSを活用しない手はありません。

    いざ始めるとなると、主要なSNSを全て登録してしまいがちですが、それらを全て管理することは、膨大な時間と労力がかかるのであまり効果的ではあるとは言えません。
    まずはひとつのSNSを深く追求し成果がでるまで行うことをおすすめします。

    では、たくさんのSNSがある中でどれが一番いいのでしょうか?
    まずは主要なSNSの特徴を比較してみましょう。

    各SNSの特性を知る
    それぞれのユーザー層やスタイル、旅行者と関わるタイミングなどを把握しておきましょう。

    ストック型・・・コンテンツがストック(蓄積)されるタイプ。1つ1つのコンテンツが後々も「検索」されて閲覧される可能性が高い
    フロー型・・・コンテンツがフロー(流れる)していくタイプ。「今」を伝えることに向いているフロー型は、情報の鮮度が重要

    こうしてみると、国内ユーザー数では年齢層も幅広いLINEに分売が上がります。
    一方、拡散性ではX(旧:Twitter)に勝るものはありません。
    では、SNSを集客に活用するならこの2つでしょうか?

    もちろんLINEもX(旧:Twitter)も悪くありませんが、特に宿泊業・観光業の集客を目的にこれからSNSを導入する方にはInstagramがおすすめです。その理由について詳しく述べていきます。

    数あるSNSの中でなぜInstagramなのか

    InstagramがSNSの中で最も宿泊業、ひいては観光業と相性がいい理由を順番にお伝えしていきます。

    ➊宿やエリアの魅力を伝えやすい
    Instagramはユーザー同士ではなく、ユーザー個人の「興味関心」との繋がりがメインのSNSです。

    より視覚的、感覚的に人々の関心を結び付ける為に、投稿画面ではビジュアルが重視され、テキスト(文字)は補足や詳細の説明となります。(文字数制限は2,200文字ですが、制限まで投稿するメリットはあまりありません)

    「百聞は一見に如かず」
    言葉よりも写真や動画のほうが施設を知りたい側にとってはどのような施設なのか直感的に伝わります。
    自身の興味関心事が写真や動画の情報だけで知ることのできるInstagramは、施設や地域の魅力を視覚で伝えたい宿泊業、観光業にとってもっとも相性のよいSNSです。

     

    ➋世界に存在をアピールできる
    Instagramを運営しているMeta社公式発表によると、Instagramを月1回以上利用する利用者数は日本では3,300万人以上(2019年3月時点)です。つまり、日本人の4人に1人が利用しています。
    また世界となると10億人以上(2018年6月時点)となり、世界中の10人に1人以上は利用しています。

    言葉はなくてもビジュアルで世界観を発信できるので、国籍を問わず、施設の魅力を伝えられます。
    インバウンドが本格的に始まったこのタイミングは特に効果的です。

    ❸良いクチコミとして拡散される
    これはInstagramの特性を逆手にとった考え方かもしれませんが、Instagramに投稿しているユーザーは、自身が体験して良かったことを投稿したいという心理があります。


    世間では、事前調査をし旅行を楽しみ、SNSで共有するまでが「旅行」になりつつあります。
    Instagramでは、嫌だったことをわざわざ画像や動画で自身の投稿一覧に残す人が少なく、良い内容が拡散されることが多いのです。(他のクチコミで書かれる可能性はありますが)
    第三者が見て「いいな」「行ってみたい」という反応を引き出しやすい仕組みが出来ています。

     

    ➍ユーザー情報をマーケティング施策に活用できる
    Instagramでは、プロアカウントにすることでさまざまなデータを知ることができます。
    例えば、今流行っているトレンド情報や、どのような人からの関心が高いのか、何に興味を示してくれたのか、どう楽しんでいるのか等のユーザーの情報を獲得できます。


    過去の投稿で意図したフォロワー数が増えたのかどうかなど、データを振り返ることでより効果的な投稿を目指すことができます。
    自社ホームページや予約サイトでは知り得ないデータを知ることで、次のアクション計画が立てられます。

    その他にも、複数人でアカウントを管理しやすかったり、予約投稿が出来たりと業務上でも活用しやすいツールですので、総合的にみてもおすすめです。

    さいごに

    いかがでしたでしょうか。今SNSを使用しているユーザーたちが近い将来、今以上に主たるお客様になることは間違いありません。

    このSNSカルチャーの波に乗るか乗らないかで多少なりとも今後の事業の継続に影響を及ぼす可能性はおおきいです。是非、重い腰を上げてSNSと向き合う時間をとってみてください。

    【STEP2】マーケティングの視点で行う宿のSNSの設計と運用に関する記事をお送りします。お楽しみに!

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